鬱病の本はいろいろ読みましたが、働くものにとっては健康の回復以外にも休職や退職も切実な問題です。多くのうつの解説本は医療関係者が書かれているため、病気とその治療に焦点が当たっているものが多いですが。本書はそれらに加え、病気になった時のさまざまな支援制度についてもわかりやすく書かれています。また長期にわたって治癒しない場合躁うつ病の可能性もあるということもおおきなポイントです。私が勤めていた会社(外資系の優良企業といわれているところ)は以前は病気になった社員には手厚い支援がありましたが最近はちょっと病気になると即退職に追い込もうと変わってきています。その際労災の制度は大きな武器になるので働いている人はぜひ労災の知識を身につけるべきです。私は労災のことを知らずに結局退職に追い込まれました。会社も組合も全然教えてくれません。また時間が経ってしまうと証明も難しいので仕事のストレスでうつ病になった場合はとにかく労災の申請をすべきだと思いました。医療費も結構かかりますし、将来病気が長引いたときに大きく違ってきます。また厚労省、自治体等も様々な支援策を用意してあるのですがなぜかわかりにくくして医師も意図的に隠していると疑わざるを得ないと邪推するほどなかなか教えてくれないのが実態です。病気になり始めた人、長引いている人、今はバリバリ働いている人いずれも読んでおくべき一冊だと推薦します。