柴咲コウ主演の大ヒットホラー映画「着信アリ」をハリウッドがリメイク。自分の携帯電話から流れる聞いたことのない着信メロディー。携帯には留守電が記録されており、そこに録音されていたのは数日後の自分が死ぬ間際の声だった。呪いの着信を受けてしまった主人公の運命は?
オリジナルの「着信アリ」は、邦画界でトップクラスのホラー映画だ。静かだが不気味な死の着信メロディー、恐ろしい幽霊の演出、ショッキングな死亡シーン・・。ホラー映画としては素晴らしい完成度を誇っている。ただし、そんなに面白くはない。見る人を怖がらせる作品にはなっているが、いかんせん話が分かり難い。だからリメイクされる話を聞いたときは素直に見てみたいと思った。
ストーリーはオリジナルに忠実で、かつテンポよく進むので非常に分かりやすい。この点はオリジナルに勝っているのではと思う。ホラー的な演出も、気持ち悪いおじさんおばさんを出したりとなかなか頑張っている。オリジナルのファンはこの演出を“ベタすぎる”などと批判しているようだが、本作はあくまでリメイク作品だ。オリジナルと同じことをしていてはリメイクする意味がないのである(オリジナルに忠実すぎるリメイク作品はあるが・・)。どうせオリジナルと同じ演出をしても、“新鮮味がない”などと批判するのだろう。それはあまりにワガママだ。
確かにオリジナルに比べて駆け足気味だし、迫力や恐怖感はあまりない。それでも頑張ってオリジナルをちゃんとリメイクしようとした製作者達の努力はちゃんと表れている。ハリウッドも、何かをリメイクするなら本作くらい忠実にリメイクして欲しいものだ。対象年齢は低めだが、オリジナルを知る人も知らない人も軽く楽しめるホラー映画に仕上がっているのではないだろうか。