このCDの仕様
F.コッポラ監督作品のラヴ・ストーリー映画のサントラ盤
1982年公開のコッポラ監督の粋なラヴ・ストーリー映画。音楽はすべてトム・ウェイツの書き下ろしで2曲のボーナス・トラックが収録されている。初CD化。オリジナル・サウンドトラック盤であり、トム・ウェイツ自身がデジタル・リマスターをしている。ジャジーなフィーリング溢れる100%大人のアルバム。コッポラ監督自身のライナー・ノーツ入り。
1982年公開のコッポラ監督の粋なラヴ・ストーリー映画。音楽はすべてトム・ウェイツの書き下ろしで2曲のボーナス・トラックが収録されている。初CD化。オリジナル・サウンドトラック盤であり、トム・ウェイツ自身がデジタル・リマスターをしている。ジャジーなフィーリング溢れる100%大人のアルバム。コッポラ監督自身のライナー・ノーツ入り。
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映画『地獄の黙示録』はフランシス・フォード・コッポラ監督の大失敗作だと広く言われている。野心的かつ個人的な視点に偏りすぎたために、コッポラの伝説的なキャリア、健康、精神状態は壊滅に近い打撃をこうむったのだと。事実、1982年の次作、ラスヴェガスをテーマにしたミュージカル映画『ワン・フロム・ザ・ハート』も前作に負けず劣らず荒唐無稽、コッポラのハリウッドでの未来にいつまでも暗い影を落とし、かつて前途洋々だったアメリカン・ゾエトロープ・スタジオにも死の警鐘を鳴らすこととなった。だが今になってよくよく見直してみれば、『ワン・フロム・ザ・ハート』の独断的なヴィジュアルは、『ムーラン・ルージュ』に先駆けたすばらしい映画的表現とみなすこともできる。
トム・ウェイツとクリスタル・ゲイルというまったく音楽性の異なる変わり種コンビによる小粋なラウンジ・サウンドの音楽は、レトロなジャズのリヴァイヴァルよりも軽く15年も早く作られ、あらゆる点で優れている。デジタル・リマスタリングをかけられクリアになった本作は、ウェイツの名高いキャリアの中でもこれまでになくキャッチーなメインストリームの音楽であり、皮肉なことに一番の異色作でもある。ウェイツの耳障りながなり声は、気まぐれな感情の渦に巻きこまれた恋人たちの会話という形をとり、ゲイルの歌姫としての驚くほどブルージーな声とまったく対照的だ。本作のウェイツの音楽は、音数を抑えた巧みで鬱々としたボーンズ・ハウのプロダクションと、ベースのグレッグ・コーエン、サックスのテディ・エドワードスム、バンドのキーとなる叙情的で悲しげなジャック・シェルドンのトランペットというベテランのジャズ・アーティストにバックアップされている。
本作はリリース以来長いあいだ、モダン・クラシック――完璧に音楽で表現されたロマンチックな白昼夢、ラスヴェガスのネオンの下に積み重ねられた物欲しげな傷ついた心を決して忘れていない――として確固たる地位を占めてきた。このリイシュー盤には、「Candy Apple Red」の別ヴォーカルの未発表アウトテイクとともに、オープニングの「Once Upon A Town/Empty Pockets」の早々とお蔵入りになったバージョンもフィーチャーされ、ウェイツのすぐれた音楽的手腕だけを強調することを拒んでいる。(Jerry McCulley, Amazon.com)
内容(「CDジャーナル」データベースより)
82年公開のフランシス・コッポラ監督作品のサントラが、嬉しい日本初CD化。全曲トム・ウェイツの書き下ろしによるアルバムで、ジャジィなムードあふれる大人の1枚。2曲をボーナス収録。