うーん。しょっぱなに受けた地味な印象が最近少し変わってきたぞ。友人に指摘されて気づいたが、近未来観や恋愛ではなく、なんでもない「日常」(今回は春のお引越しシーズン)を歌詞にしてテクノ/エレ・ポップに載せるというのはJ-POP/歌謡曲では何気に新しいことではなかろうか。「音楽と人」4月号でヤスタカが歌詞に凄い自信を持っていたというエピソードが明かされているが、ヤスタカが狙ったのもその辺なのかもしれない。狙ってやったとすれば、やはり彼はとんでもなく優秀なソング・ライターである。
カップリング曲「23:30」は前シングル収録「願い」同様に、オーソドックスなスロー・ナンバーで、Jazzyですらある。午前零時前まで夜更かしすることも、「愛して」と歌うことも、全く違和感がない年齢になった彼女達。上述のような「日常感」とあわせて、「自然体の日常でディスコ」という二律背反をうまく表現してくれていると思う。
何が凄いって、Perfumeの歌の幅を広げることが、そのままJ-POPの幅を広げることに結びついているという事実が凄い。ただ、今回のこの進化は凄く地味なので(笑)、世間的なインパクトはそんなにないだろう。「ポリリズム」級のインパクトがあるスマッシュ・ヒットがそろそろ欲しいというのは、ファンの無いものねだりだろうか。。ヤスタカ、頑張れ!応援してるぞ!