メイン7人クリアしました。
・シナリオ ★★★★★
シナリオはかなり作り込まれており、どのキャラクターもそれぞれの立場や想いに
苦しみ、葛藤しながら恋愛している様子が描ききれています。
おまけ要素であるSSでより各キャラがどういう想いだったかが補完されており、
シナリオ全体の完成度はかなり高いです。
・スチル ★★★★★
スチルの美しさは100点満点中120点をあげたいくらい美麗です。
薄葉カゲローさんの絵の上手さはオトメイト絵師陣の中でも一二を争う程で、
ウィル・オ・ウィスプや前作でも耽美なスチルを堪能できましたが
今作はより一層美しさに磨きがかかっています。
・システム ★★★☆☆
シナリオとスチルが良いだけに、システムの粗が目立ちます。
ワンド1が「シナリオは良いが作業感が半端ない」と言われており、
それをかなり意識しているようですが、それでもまだ作業感は拭えていません(1に比べれば天と地の差ですが…)。
メディアインストールするとデータが壊れてしまったり、
休日にアルウィス3姉妹などサブキャラと会話すると読んでいない会話まで既読スキップになってしまうというバグもあります。
ワンドに限らずオトメイトの乙女ゲーはシステムが弱いので、その点は次回作への課題ですね。
・おまけ要素 ★★★★★
前作はおまけ要素が沢山詰まっていましたが、今作も負けていません。
ゲーム中の条件を満たせば読めるSS、4コマ、スチルをコンプした後のコンプスチル。
このコンプスチルがとても美しく破壊力満点で、さすがのいわたディレクター&薄葉カゲロー氏…といったところでしょうか。
前提として、発売前からディレクターが明言している通り、前作と打って変わってシリアスです。
前作は「魔法」をテーマにしたキラキラしたファンタジー世界での恋愛でしたが、
今作は「魔法」に加えて「戦争」というテーマが加わっており、人が死ぬシーンもあります。
なので前作のような「キラキラした魔法世界での恋愛」を求めている人には向きません。
また、前作はルルが「無属性」でキャラと恋愛することでそのキャラの属性に染まる…という流れでしたが、
今作は「無属性」から「全属性」に成長したルルが各キャラと恋愛します。
そのため、前作よりもルルやキャラが大人になっており、前作FDのようなイチャイチャ要素はありません。
また、ルルも成長しているので前作のような子どもっぽい無邪気さはありません。
前作をプレイしているからこそ見えてくる点や感動できる部分もあるので、
1をやらずに2から入るのはあまりオススメしません。
各キャラが戦争やルルとの恋愛を通していかに成長して、自分の宿命をどう乗り越え、
ルルとどういう結末を迎えるかが焦点になっているので、ワンド好きならとにかくオススメしたい作品です。