「旅の指さし会話帳 台湾」の著者片倉氏による、「台湾新幹線で行く台南・高雄の旅」「台湾に生きている『日本』」「台湾鉄路と日本人」に続く台湾の鉄道についての著書です。鉄道が主題であるものの、台湾とはどういう国かから始まり、鉄道(台湾鉄路と台湾新幹線、MRT)の沿線ガイドや果ては駅弁・グルメ(台湾にも鉄道をテーマにした食堂がある!)や鉄道グッズ、スタンプ収集、録音、廃線跡めぐり、台湾人鉄道ファンとの交流までとり上げられ、それぞれに関連する中国語が紹介されています。
本書が出色なのは、単なる鉄道の紹介や会話だけでなく、宿泊事情やバス、レンタサイクルなども紹介しているため、「乗り鉄」や「撮り鉄」など、あらゆる分野の鉄道ファンに強力な味方となることです。このシリーズで鉄道ものはいくつか出ていますが、この台湾編が最も写真の数も多く、詳しい現地情報も満載(この1月2日に開業したばかりの沙崙支線も登場)なので、台湾に行く予定がなくても見て楽しめる内容になっています。
個人的には巻末に折込で付けられた「台湾鉄道路線図」が助かります。台湾で市販されている時刻表には路線図が掲載されていないので、例えば列車に乗っていて、今どこにいるかを確認するのにも有用です。
読んでよし、もちろん使ってよしで、台湾に興味のある人には必携だと自信を持ってお勧めします。これ1冊あれば台湾鉄道旅行は完璧です。