この号で5号を迎えたこの雑誌、今回の特集は北海道のワンダースポットを取り上げている。しかし、廃墟だとかヘンな場所ばかりではない。今回の号ではあの財政破綻した夕張市も取り上げているのだ。
この夕張という街は、一時期はマスコミでバンバン取り上げられたのだが、ここ最近はあまり取り上げられなくなった。「飽きっぽい」日本人の悪癖かもしれないが、現実的に受け止めると、借金ばかりが膨らんで、今も増え続けている日本の縮図でもある。夕張のシャッターばかりが閉まっている商店街の写真を見てもそれは明らかだ。某大臣は日本を「美しい国」と呼んでいるが、これのどこが「美しい国」か?地方公共団体とはいえ、もう少し「税金の重み」というものを考えて欲しかった。増税ばかりが能じゃない。閑話休題、この本を楽しみにいつも読んでいるが、こんなに考えさせられた号は初めてだった。でもよく考えると(この本が従来取り上げてきた)「廃墟」が増えるというのは経済の危うさのモノサシと言えるのかもしれない。