圧力鍋を使い始めて三十数年になる主婦です。最初買ったのは国産ピースの製品で、圧力鍋の便利さを知りました。厚手のアルミ製で結構重量がありました。次がイタリア製のLagostina、落とし鍋式でデザインは気に入りましたが使い易いとは言えませんでした。次はドイツ製のWMFでしたが、構造は今回のワンダーシェフのMAXUSと似ていました。ただし、ヨーロッパ製のものは比較的低圧のため調理温度が低く、同じ調理でも時間が掛かるのが欠点です。これと比べるMAXUSは国産の中でも特に高圧で、調理時間が短くできるのがいいところです。これまで3L タイプを使っていましたが、少し容量が足りないため5Lにしたものです。
MAXUSは低圧と高圧に簡単に切り換えできるし、重錘式は構造が簡単なだけスプリング式よりも信頼できます。調理時間は調理内容によっても異なりますが、温度がほんの少し違うだけでも大きく異なります。MAXUSは1気圧の下で使うなら127℃近くになるためコラーゲンの多いスジ肉も短時間で柔らかくなります。
圧力鍋は温度をどれ位高められるかが調理時間(省エネ)の鍵になるため、煮材の種類と温度については自分なりに経験値をメモしています。そして圧力鍋を購入するときは必ず沸点温度を計算することにしています。水の圧力と沸点の関係は実験に基づいた複雑な理論式で計算されますが、40kPa〜160kPa に限定するなら次の簡易式で計算できます(誤差は0.3℃以内)。
沸点(最高調理温度)をT[℃]とし、圧力鍋の表示圧力(ゲージ圧力)をP[kPa]とすると
T=30.753LN (P+101.3)−42.32 (LN:自然対数)
となります。ここで、101.3kPaは海抜0メートルでの標準大気圧なので高高度で調理するときは、その地点の大気圧にする必要があります(海抜4,000メートルまでなら、高度100メートルについて約1kpa下がるとすればいいでしょう)。
(計算例:40kPa→110.5℃、60kPa→114.3℃、80kPa→117.7℃、100kPa→120.7℃、120kPa→123.5℃、140kPa→126.0℃、144kPa→126.5℃、160kPa→128.3℃)
私の場合、ワンダーシェフのMAXUSは調理目的にピッタリで使い易いため大変満足しています。