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ワンちゃん
 
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ワンちゃん (単行本)

by 楊 逸 (著, 原著)
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Product Description

出版社 / 著者からの内容紹介

ワンちゃんは働き者。旦那と姑に仕えながら、農村の男たちを中国に連れて行き、集団見合いをさせるのだ。ユーモア溢れるデビュー作


内容(「BOOK」データベースより)

芥川賞候補作!初の中国人作家登場。「王愛勤」ことワンちゃんは、名前のとおりの働きもの。女好きの前夫に愛想をつかし、見合いで四国の旦那のもとへ。姑の面倒をみながら、独身男たちを中国へ連れていき、お見合いツアーを仕切るのだ。各紙絶賛の文學界新人賞受賞作。

Product Details

  • 単行本: 146 pages
  • Publisher: 文藝春秋 (2008/01)
  • ISBN-10: 4163268804
  • ISBN-13: 978-4163268804
  • Release Date: 2008/01
  • Product Dimensions: 7.6 x 5.4 x 0.8 inches
  • Average Customer Review: 3.4 out of 5 stars  See all reviews (10 customer reviews)
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    Category Ranking:

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26 of 28 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars 「新渡日」文学の予感, 2008/2/25
 お薦めの小説です。
 留学生として来日されて、20年ほどになる中国出身の女性が日本語で書いた作品です。
 昨年、文學界新人賞に選ばれ、今年の1月には芥川賞の候補にもなったので、ご存知の方もあると思います。
 内容は中国人の花嫁を日本の男性に紹介する事業を始めた中国人女性の半生記です。自身も同じような立場で来日したという経歴をもっています。詳しい内容は読んでからのお楽しみということにしましょう。
 一言で言って、古いタイプの小説です。しかし、胸を打つものは普遍であるということも事実です。私は、1980年代に、「黄色い大地」「紅いコーリャン」等の中国映画に魅せられた時代を思い出しました。なぜ、あの時代、これらの中国映画が心に響いたのか。それは、私たちが、日本の映画が失ったものをこれらの中国映画に求め、そして、見つけていたからです。人生を正面から見つめる、人生を正面から描く、そんな普通のことを、日本映画は忘れていたからだと思います。
 この小説も同じです。日本の小説に描かれることの少なくなった、人の人生がここにはあります。私たちは「人生」を読みたい。ともに生きたい、味わいたいという気持ちを持っています。それに応えてくれる作品です。
 一時期「在日」の文学が盛んだったことがありました。(今も活躍されている皆さん、ごめんなさい)この楊逸さんの登場は、「新渡日」の文学の到来を予見させます。まだまだ書くべき素材を持っている人だと思います。これからの作品にも期待がもてます。
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4 of 4 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars 女性として、国を越えて感じるものアリ, 2009/3/26
表題作「ワンちゃん」と「老処女」の二編。

軽い文体で、内容はなかなかグロテスク。一読しての、彼女のスタイルへの感想です。文体がまるであぶらとり紙のように軽くさらさらで、それ故ぐんぐん読み進められるんですが、何とも云えずモノ哀しい気分になる。
これはある程度年取った女に共通の感情が内包されているからでしょうか?
今時日本に暮らす女性の大部分が、女性性と若さという特権を良く理解し、それをうまく利用しているように感じます。
しかしそれが利用できなくなるいつかがくる。その”いつか”、今までのような扱いをしてもらえなくなり、嘲笑と同情の対象になる。
何となくそんなことを思いました。
しかし「老処女」は読んでいて哀しくなりましたね。
ああいう思考の人、絶対いるもん。
運命・・・しかし、ここは運命ではなく宿命としたほうが正しかったのではないかなとも感じました。
運命は自分で変えられるもの、宿命は定められた不変のもの、じゃなかったですっけ。

他の作品も読んでみたいと思わせる作家さんです。
そして、やっぱり中国と日本って、結構違うんだなあと思ったり。
一説によると、同じような容姿をして違うことをされるのが一番腹立つらしいです。
だから同じ人種間のほうが、差異によるトラブルが生じやすいとか。

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11 of 13 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars ワンちゃんの懐の深さ, 2008/8/10
芥川賞を受賞した著者の、(受賞前の)最初の作品。
芥川賞受賞作は、天安門事件という中国の歴史的な事件をとりいれ、しかも主人公は男に設定しているが、ワンちゃんのほうが、主人公も女で、中国での生活に絶望して、日本の嫁不足のさえない男性に嫁いできた再婚女性ということで、より著者の心情には近いものであると思われます。
この作品には、ワンちゃんの運命は、決して恵ぐまれていません。中国男性との最初の結婚はやぶれ、日本人の再婚相手とも心が通っていない。しかし、そんな中、ワンちゃんは、嫁の来てのない日本人男性に中国花嫁をあっせんすることをビジネスとして、たくましく生き抜きます。
日本人とのしゅうととの心の通い合い、日本人の別の男性との淡い恋などもあります。
また、中国の田舎(といっていいと思います)の、日本に行こうとする薄幸の女性たちのおかれている事情なども描かれ、興味ふかいです。
著者は、日本で中国人向け新聞社に勤め、お茶の水女子大で日本語を学んだ、知的な女性で、日本で結婚し子供もいるようです。その点は、ワンちゃん=著者ではありませんが、著者の、人間たちの幸不幸を、長い時間のなかで見守って、受け入れる懐の深さというか、泰然とした優しい風格といったものが、この小説の最大の魅力のように思えます。
日本語の力とか、小説技法では、「同人誌並み」との批判もありますが、著者の持つ可能性が散りばめられた、興味深い小品だと思います。
著者の漢語の教養と、日本語のまじった、面白い比喩なども読んでいて、興味深いものがあります。
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5.0 out of 5 stars 大河ドラマの筋書き
私の周辺では『時が滲む朝』より『ワンちゃん』の方が好評だが、人それぞれか。まるで大河ドラマの筋書きを読んでいる感触がして、期待の大型新人と言われるのも頷ける。そ... 続きを読む
Published 8 days ago by ROTH

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「時が滲む朝」を読み面白かったので、この作品を手にしました。... 続きを読む
Published 1 month ago by ばくばく

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Published 10 months ago by ぷーやん

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