最近やや見かけるようになった「理系くんキャラ」をテーマにした、夫婦間のドキュメンタリー!
「理系クン」を理詰めで堅物と決めつけて、ある意味キャラクター化する流れとは違い、理系というくくりではまとめているが、この本が一番言わんとしていることは「お互いの価値観を楽しもう!」ではないだろうか?
オタクや、腐女子、ギャルをどんどんステレオタイプとして固めていく「キャラクター化」としての観察本が多い中、この本はもちろん、理解に苦しむ夫の行動を妻が観察したドキュメンタリーではあるが、決して「そんなことは理系ではないよ〜!」とツッコミながらも、嫌な感じは受けない。むしろ、読んでいる第3者としてしても、価値観の違いを楽しめる本である。
離婚の第一原因の1つとして「お互いの価値観の相違」があるが、むしろ価値観の相違があるから楽しいんだ!と、思えるほどのほほえましいエピソードで満ちあふれている。もちろん、当の本人達にとってはもう少し大きな問題かもしれないが…
あと、一方の言い分だけではなく、しっかり夫からの反論?も同時の載せられていて、言い切り型の本に比べて、非常に親切であり、納得はできないが応援はできる!
ただ、後書きにも書かれているが、理系という枠は他にうまいくくり方がないから、わかりやすくしたくくりかであり、根本的な部分はやっぱり性分、基本的なものの考え方(ベース)の違いのような気はした。私自分は理系だけど、非常にアナログ人間で、本の中の夫の性格とはかなり離れている気がするし、もちろんもの凄くシンパシーを感じる部分もあった。
行動、考え方がわからないから、と言って理解する事自体を拒否するのはやっぱりもったいない… そう感じさせる本であろう!