二枚組、しっかり一枚ずつに別の話の入った聴きごたえバッチリの長編、ヘッドホン必需のエロ。
無精ひげの精悍なおっさん×綺麗で経歴不詳の若者とくれば、そりゃエロはガツガツ食いまくり満腹コースでしょう。
何度かあるエロはたしかに中途半端さはなく、がっつり最後まで。三宅さんの攻声が男臭さマックスでたまらないし、鳥海さんの喘ぐ声も腰を刺激するエロさ。
いや〜、何度も繰り返し聴いてしまうほどの最高キャスト、最高シーンでした。
話の大筋も面白いです。
ただ、わたしは原作小説は読まずにこのCDでしか話を知らないのですが、一枚目「ワケアリ」はその「ワケ」がちょっと想像より壮大というかBL的幻想モードというか、非現実的で、聴いていて実感がわきませんでした。
はぁ、そうですか……って肩を竦めるしかなかった(笑)
別にそんな大層な理由でなくても、親の借金とか、ヤクザの金を横領した罪を着せられたとか、そんなことでもよかったんじゃ?と思わずにはいられなかったし、志岐の追ってが迫ってきたときも、どうして志岐をそこまでして追いかけなくてはならなかったのか、志岐を取り逃がしてその後どうなるのか、詳細がわかりずらかった。
寧ろ、そんなことよりも海の男の生活に特化してくれていた方が更に面白かったのでは?と思わずにはいられなかった。
かといって別に原作読んでいないとわからないわけではありません。ちゃんと筋も人物も捉えることができたし、船上という特殊環境や緊迫感もしっかり伝わってきました。海とか嵐とか、よく表現できるなぁと感心したほどです。
そして二枚目「ワケアリ 帝王」は全く本編の一枚目とは雰囲気も内容も違い、相手はシャチの大群。まさに「老人と海」系。
朝倉と志岐は既に恋人同士になった後の設定ということもあり、更に面白さに明るさが交じって面白かったです。
朝倉のふと見せるひょうきんな態度が「おやじ可愛い」
むしろ志岐よりも朝倉の方がかわいく萌えてしまう、必読のBLCDの一つで、おススメです。