高級ワインについてある程度の知識をお持ちの方なら、おもわずニヤリとしてしまう話が満載の本。
ほかの方々が絶賛されているように、訳者(渡辺氏)の筆力は相当なものです。
加えて、訳者の手により、各ページの下欄にわずらわしくない量と内容の注釈が添えられているので、
ワインを勉強中という方も楽しめるでしょう。
もちろん、全部で41ある話(各3〜10ページほど)を、バラバラに読んでも面白く、
しかも全体としても一編の物語になるように書き上げた著者(と編集者?)の手腕も見事です。
ちなみに、私は(著者や訳者には大変失礼だったかもしれませんが)トイレに置いて
1〜2話ずつ読んでいきましたが、最後まで飽きずに楽しく読みとおせました。
著者と訳者がそれぞれの役割を見事に果たしたという意味で、
翻訳書としての完成度が非常に高い本だと思います。