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ワインをめぐる小さな冒険 (新潮新書)
 
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ワインをめぐる小さな冒険 (新潮新書) [新書]

柴田 光滋
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

納得のいくボトルを仲間や料理とともに―。会社帰りの居酒屋でも、ちょっと気張った会食でも、これが楽しむ大前提。ワイン好きなら、そこからさらに一工夫、いや数工夫。「トンカツとの果てしなき闘い」「ロゼに栄光の日をふたたび」「イタリアの白もここまできたか」「強肩ボルドーからいかにして盗塁を奪うか」「廉価ピノ・ノワール世界選手権大会」…三十余年、ひたすら飲み続けてきた著者が繰り出す好手に妙手。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

柴田 光滋
1944(昭和19)年東京都生まれ。出版社に勤務。早稲田大学第一法学部卒業。文芸編集者として、石川淳、吉田健一、安部公房、丸谷才一、辻邦生など、多くの文学者を担当するかたわら、フランス料理店ガイド『グルマン』をはじめとして、数々の飲食関連の書籍も手掛けてきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 206ページ
  • 出版社: 新潮社 (2007/11)
  • ISBN-10: 4106102390
  • ISBN-13: 978-4106102394
  • 発売日: 2007/11
  • 商品の寸法: 16.8 x 11 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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15 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
ワインについて書かれた書籍のなかで、個人的には最良の一冊と思う。
村上春樹の小説から拝借した、安直なタイトルだけはどうかと思うが。

初心者でも理解できる丁寧なガイド、などといった内容ではないが、普通の中産階級に属する人間が、どのようにワインを楽しみ、高級品の価格の高さと戦いながら(?)、いかにして、その奥深い魅力を追求していったかを、丁寧かつ品格の高い文章で書き綴っていったもの。

「強肩ボルドーからいかにして盗塁を奪うか」などという表題に、おもわずニヤリとさせられ、また、藤原俊成の一首がさりげなく登場するあたりに、深く感嘆させられる。

日本にあまた存在するグルメ・ジャーナリストやレストラン評論家など、せめてこの人の知性の半分でも持っていてくれないものか?
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Fernald
形式:新書
本書は新書だが、かなりのワイン・マニア向けである。私はまだまだワインの初級者ということもあり、本書で紹介されるシャトーや葡萄品種(特にイタリア・ワインのもの)はほとんど分からなかった。また、本書には注があるのだが、この内容もまたマニアックであり、注としての役割を果たしているとは言いにくい。また、絵や写真が無いのも寂しいところではある。マニアにとっては楽しめる本だろうが、初心者が読んでも??で終わってしまう。多少は知識がつくが。

しかしながら、軽妙洒脱で、筆者の深い教養を感じさせる文章はとにかく面白い。相当な文才である。ワイン・エッセイとして読むと楽しめる。ワインの魅力をうまく伝えており、本書を読むとワインがさらに好きになること間違いない。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By lexusboy トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:新書
 手元に「世界のワインガイド (小学館実用シリーズ LADY BIRD)」を置いて読んだ。結構、ここに載っているものも多い。
 いつも思うのだが、ここに推薦されているワインが、一つの店で揃うとよいと思うが、一つ一つ検索して買うのは面倒。
 著者の熱意に反応して、すぐにでも買ってみようと思ったのは、イタリアの赤をいくつかとフランスのサヴィニ・レ・ボーヌのもの(赤)とプイイ・フュイッセ(白)か。

 ワインは嗜好品だから、好みがあって当たり前。
 従って、強く賛同するところと、ちょっと考え方が違うところ、あるいはとても勉強になるところがある。
 賛同できる点をあげれば、
・トスカーナでは、スーパータスカンばかり注目されるが、キャンティ・クラシコの品質も向上している(例えば、カステッロ・ディ・カッキアーノ)。
 ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノにも注目(ポリツィアーノ(特にアジノーネ))。
 また、キアンティを敢えて名乗らなかったカルミニャーノにも注目(カペッツアーナ)。
・オーストラリアのよさは、果実味が豊かで、比較的早く飲めること。白はセミヨン、赤はシラーズ(ピーター・レーマンのバロッサ・シリーズ)。
 ルーウィン、コールドストリーム・ヒルズ、ペンフォールズ(グレインジ)など。

 また、勉強になる点は、
・よいブルゴーニュの赤は高価。穴場は、サヴィニ・レ・ボーヌ(シモン・ビーズ、シャンドン・ド・ブリエーユ、モーリス・エカール(現ミッシェル&ジョアンナ・エカール?))。
 デュジャックのモレ・サン・ドニも気になります。
・バローロは、「王のワインにして、ワインの王」。バルバレスコは想像以上に、ブルゴーニュに近いものがある(ともにピエモンテ州)。
・カリフォルニアといえば、ジンファンデル。濃厚な味わいの料理にはジンファンデル種が最適(リッジ・ヴィンヤーズのリットン・スプリング)。
・イタリアには、トスカーナのサンジョベーゼ種、ピエモンテのネッビオーロ種とある。
 それ以外のイタリアらしい赤ワインとしては、ヴェネト州のアマローネ・デッラ・ヴァルポリチェラ(アッレグリーニが紹介されている)、ウンブリア州のサグランティーノ種のサグランティーノ・ディ・モンテファルコ(アルナルド・カプライが紹介されている)。
・シャトーヌフ・ド・パプの赤は、グルナッシュ種に何種類かのブドウを加えて作る(13種まで可)。
 シャトー・ド・ボーカステルはよいが高い。ドメーヌ・デュ・ペゴーのキュヴェ・レゼルヴェがお勧め。

 ちょっと考え方が違ったが刺激されたのは、
・白のよさを力説されていること(例:プイイ・フュイッセ(J.A.フェレ(テート・ド・クリュ))、イタリアのヴェルディッキオ、NZのソービニヨン・ブラン)。
 普段はチリのコノスルで十分、たまのエゴン・ミューラーで100%満足していたが、チャレンジが必要なようだ。

 これまで、赤中心に飲んできた(白ってなかなかおいしいものがないなぁと思っていた)が、ここまでおっしゃっるのなら、もう少し白も銘柄を選んで飲んでみようかという気にもなった。
 また、手元にある「トスカーナ・ワイン紀行―イタリアの田園を味わう (旅名人ブックス)」がより楽しめるようになったというメリットもあった。
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