本商品に収録されるテレビドラマ版「ワイルドセブン」は1972年10月より翌73年3月まで日本テレビ系列で放映され高い人気を博した、放送当時より現代に至るまで名作の名高いコミック望月三起也作「ワイルド7」を原作に、TV映画の枠を突き破った傑作TVシリーズである。
悪党からスカウトされた男たちが「秘密警察官」となり社会のゴミたる「悪」を討つ、この痛快な物語を作り上げた国際放映は新東宝の流れを汲む制作会社でアクションとダイナミズムに富む作品を得意とし、本作の前には「忍者部隊月光」という同系統のアクション番組でヒットを飛ばしている、
プロデューサーに日本初のテレビアニメ「鉄腕アトム」や「愛の戦士レインボーマン」、「まんが日本昔話」で知られる敏腕、衛藤公彦、本作は氏の強い情熱によって日の目を見たと言う、
監督には「あぶない刑事」の長谷部安春、出演に小野進也、峰岸徹、川津祐介、手塚しげお、マイケル中山らの豪華キャスト、珍しいところでは「サザエさん」役の加藤みどりが初期話数に数回出演している、また第二話には「ドラえもん」で長らくのび太のパパを演じた中庸介も出演、堂に入った悪役ぶりを見せてくれた。
TVでありながらまるで劇場映画のようなスケール感のある迫力を生み出すためスタッフもキャストも全力で取り組んだ力作、(主演の小野氏は撮影中の事故で足の指を失ったそうだ、それでも怯まぬ役者の魂が本作を制作より40年が過ぎてもなお色あせぬ魅力をもった傑作にしているのだ。)
「ワイルド7」はこの後ビデオアニメ化やTVアニメ化、そして先ごろ映画化が報じられたが「映像化」のオリジナルである本シリーズを未見のファンの方、また幼いころ見ていた方々も是非とも鑑賞していただきたい、
「わざわざ見るほどの価値がある作品」それがこのTVドラマ版「ワイルド7」である。