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ワイルド・スワン(下)
 
 

ワイルド・スワン(下) [単行本]

ユン・チアン , 土屋 京子
5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)

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キャンペーンおよび追加情報

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

誰かに伝えたい息の詰まる思い
今世紀中国のあまりにもすさまじい歴史と、中国文学の力を凝縮した天才的才能との出会い。壮絶な事実に世界は言葉を失う。中国の大地で人々は翻弄されながらも、何と力強く生きてきたのか。

内容(「BOOK」データベースより)

いつ誰かが言わねばならなかった現代中国の衝撃的な真実。今世紀中国のあまりにもすさまじき歴史と、中国文学の力を凝縮した天才的才能との出会い。壮絶な事実に世界は言葉を失う。中国の大地で人々は翻弄されながらも、何と力強くすばらしく生きてきたのか。

登録情報

  • 単行本: 390ページ
  • 出版社: 講談社 (1993/1/19)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062062542
  • ISBN-13: 978-4062062541
  • 発売日: 1993/1/19
  • 商品の寸法: 19.5 x 13.5 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 213,729位 (本のベストセラーを見る)
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By jiateng4 トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
上巻を読んだらもう読むしかありません。
文化大革命と言う名の権力闘争に、善良な共産党員が巻き込まれたらどのようなことになるのかを、これほど切実に、詳細に描ききった作品は無いでしょう。

たった30年前なのに、中国がここまですさまじい国だったと知っている人はどれくらいいるんでしょうか。今の繁栄する中国もすごいですが、その直前の闇夜の中国もまたすさまじいです。

このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By モチヅキ VINE™ メンバー
形式:単行本
 1952年中国共産党幹部の家に生まれ、文革時に父母をさんざん批判され、1978年に渡英し、1982年にイギリス永住を決意した女性が、19世紀末〜1978年の自身とその一家の体験について、1991年に刊行した本の後半部(文化大革命期)を、1993年に日本語訳したもの。民衆に対して依然絶大な権威を持ちながら、自身の権力の低下を恐れた毛沢東は、1966年何とでも解釈可能な抽象的なスローガンで、若者を煽って奪権闘争=文化大革命を開始し、正規の党組織に代わる、私的な権力機構を樹立する。人々はこの機会を、私怨を晴らしたり、派閥闘争に利用したり、忠誠心の誇示による出世の機会として利用したりし(各自の打算に基づく毛思想の読み替え)、その結果略奪・文化財破壊・暴行・武装闘争が常態化し(36〜39頁に成都の茶館の閉鎖の様子が描かれている)、罪の無い人々が次々と告発され、批闘大会や拷問にかけられ、農村に下放され、ときには精神病や死にまで至らされた。文化大革命は古い因習からの解放を掲げたが、それはやりたい放題のモラルの崩壊を招くと同時に、他人を陥れるための口実として、因習(性倫理、家柄等)をかえって政治的に正当化する働きもした。昨日の加害者が今日の被害者となり、上層から下層まで相互の疑心暗鬼が蔓延し、友人や家族は引き離され、無知と絶対的服従が礼賛され、信念や専門性、優しさ、誠実さは仇となった。中国社会が混乱・停滞し、有能な人材が次々と粛清される中で、最終的にはトウ小平が復権し、事態を収拾することになる。著者はこれらの恐怖の体験を、具体的かつ詳細に描き、毛沢東個人崇拝の問題性と同時に、それだけに原因を還元することの問題性も指摘している。家系図・年譜付き。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
前巻で地位をかためていった毛拓東、著者の両親も共産党の普及に貢献するが、やがて大躍進をへて文化大革命がはじまり、粛清の嵐が吹き荒れる。著者の両親も容赦ない攻撃にさらされるが、両親が集会で殴られる傍ら子供たちが普通に投降して少年団の活動するくだりは文化大革命の狙う「世代の分断」の奇妙さを感じる。革命の前後に教育を受ける機会に恵まれた著者がその冷静な洞察力で語る、中国の内側、権力に近いところからみた文化大革命。難しい思想が入っていないので読みやすい。たいへんおすすめの本。
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