駒尾真子先生による王道百合小説「ワイルドブーケ」の第二弾がさっそく登場です。
「大好きな人とずっと一緒にいたい」、そのためだけにすべてを捨てて、見知らぬ世界へと旅立った二人の少女ジョーゼットとデェリアナ。
旅を続けるうちにお金が底を尽きかけた二人は、ポリゴツナムという町の「いちばん星」という宿屋兼レストランに住み込みで働くことになります(まあ実際働くのはジョーゼットだけですが(笑))
そこで二人は、変わり者と評判な自称「恋愛学者」のベルガモとグロリオサ連邦随一の大書物館の司書であり小説家志望のコリーダという幼馴染みの少女たちと出会います。
さらに、前作で二人を助けてくれた謎の美女シラノや彼女の知り合い(?)であるミス・ルーシーと共に、ポリゴツナムの少女たちの間で密かに噂になっている謎の「恋愛小説家」ローリ・ポップを廻る事件に巻き込まれることに...
今回一番の見所は、なんといってもジョーゼットとデェリアナのファースト・キスでしょう!!!(その他にも前作よりさらに二人の親密なシーンがいろいろありますよ)
ジョーゼットがワタワタグルグルしてしまうのはお約束ですが、クールで自信家であるはずのデェリアナが人知れずジェラシーを募らせる様がとても初々しい感じで最高ですよ。
ところで、恵まれた暮らしを捨てた後の過酷な現実(ジョーゼットとデェリアナが生活苦から衝突するとか)を期待する向きからは、肩すかしだと批判されるかもしれませんが、ありきたりなバッドエンドよりも、「キス」あるいは「デート」といった言葉が抹消されてしまった世界において、自分達の想いを手探り状態で一つ一つ形にしていこうとする少女たちを描くこのシリーズは、私にとってはとても新鮮に感じられました。
この続きがとても気になります。