なるけ節がごくごくシンプルにピアノアレンジされたアルバムです。
ブックレットでもなるけさんご本人が仰っているように、曲の核を取り出した仕上がりとなっています。
伴奏としてチェロやフルートを使用している曲もありますが、主軸はピアノにあり、本当の本当にピアノアレンジという印象です。
私はシリーズ通してゲームもプレイしていて、ワイルドアームズ関連のCDも全て購入していますが、確かに同じ曲で、激しくアレンジを加えているわけではなく「単にピアノ」なのに、違った印象を受ける曲もあって面白いです。
個人的にはWA3「日常という名の風景」、WA1「街」が原曲と少し雰囲気が違っていて好きです。
ピアノも主張しすぎず、しかし優しくて粒の揃った音色です。
本格的なピアノファンの方には物足りないと感じる方もいるかもしれませんが(その意味で私は少々物足りなさを感じる部分もあります)、ピアノ曲としては比較的シンプルなのに対し、このアルバムがここまでの仕上がりであるのは、曲そのものと弾き手、両方のスキルがあるからではないでしょうか。
17曲とやや多めですし、アレンジアルバムという点では質の高い仕上がりであると思います。
ワイルドアームズ、なるけさんの音楽が好きという方にはぜひお薦めしたいです。
同時発売された楽譜的にも挑戦してみようかなと思える難易度(いいところ中級程度かなと)なので、弾きたい人がお手本にするという用途にもぜひ。