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ローマ人の物語 (14) キリストの勝利
 
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ローマ人の物語 (14) キリストの勝利 [単行本]

塩野 七生
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (27件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

ローマ帝国はついにキリスト教に乗っ取られた――帝国繁栄の基礎だった「寛容の精神」は消え、キリスト教が国教化する。それはいかにして実現したのか。

内容(「BOOK」データベースより)

ついにローマ帝国はキリスト教に呑み込まれる。四世紀末、ローマの針路を大きく変えたのは皇帝ではなく一人の司教であった。帝国衰亡を決定的にしたキリスト教の国教化、その真相に迫る。

登録情報

  • 単行本: 320ページ
  • 出版社: 新潮社 (2005/12/27)
  • ISBN-10: 4103096233
  • ISBN-13: 978-4103096238
  • 発売日: 2005/12/27
  • 商品の寸法: 20.6 x 16 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (27件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 52,455位 (本のベストセラーを見る)
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10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By yuishi トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
ローマの国をあげてのキリスト教化の流れは止まるところを知らない。聡明なユリアヌス帝はキリスト教化に反対したばかりに戦場で謀殺され、その治世は2年足らずで終わり、後にキリスト教史観の中で「背教者」の汚名を着させられる・・・。著者は、このユリアヌス帝の治世が十年以上に渡っていたなら、ローマ帝国やその後の西欧史におけるキリスト教の位置は変わったのではないかと説く。いわばユリアヌス帝がローマにとって、最後の希望だったというかのような扱いだ。

さまざまな異文化・宗教をも受け入れていたローマの寛容性は失われ、偏狭なキリスト教義の中で、建築物、彫刻、書物といった文化財が破棄され散逸していく・・・。ローマは内側からも世界帝国としての性格を失い、ついには皇帝の意見をも左右するミラノ司教アンブロシウスといった権勢家まで現れる・・・。

ローマ帝国内部をキリスト教が席巻し、本来備わっていた活力が失われていく中、国外の様々な状況に対処できる力が失われていく。

これまで皇帝の事績に沿って描かれてきた本シリーズも、ユリアヌスの次を描く本巻の最終章に至っては、皇帝からやや距離を置いた形で描かれていたのが印象的。
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30 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
宗教と政治 2006/1/24
形式:単行本
 何故にキリスト教は世界宗教となり得たのか?の疑問への答えが得られた気がします。学校で世界史も学びましたが、重大な出来事を年代順に記憶しているだけでした。このローマ人の物語は当巻だけでも楽しめますが、是非にじっくりと1巻から読んで下さい。私はこの流れを経ることでやっと西洋史(ローマ史)がわかりかけてきました。歴史は勝者によって書かれるといいますが、まさに現世で学んだ歴史はキリスト教から見た歴史と言えます。文章がへたで申し訳ないのですが、なぜユダヤ教徒は迫害されたのか、なぜキリスト教が世界宗教となりえたのか、なぜカトリックだったのか、といったことが自然と学べた気がします。

本シリーズは宗教について述べた本ではなく、淡々とローマ人の歴史を

綴っているのですが政治と宗教の関わり方についても教わりました。日本は多神教国家といえるでしょう。山には山の海には海の神様がいますから。日本人には古きローマ人の考え方や一神教への戸惑いが理解できると思います。作者の思いと違うかもしれませんが、個人的には当巻の

皇帝ユリアヌスの記述を読んだときにこれまでのローマ人の物語を通して感じた自由で寛容なローマを愛する思いが感じ取れて微笑ましく思いました。
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17 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 楡岡
形式:単行本
 コンスタンティウス帝からテオドシウス帝まで。タイトル通りこの時期に、キリスト教がローマ皇帝の権威を越える。
 しかし、キリスト教の浸透をローマの滅亡・溶解・解体の原因だとするわけではなく、帝国はさまざまな困難への対応を余儀なくされている。歴史においてはさまざまなことがおきるのだが、それがローマを主題として語られるというこれまでの流れにそった叙述。
 私には、初期キリスト教史として、また近代ヨーロッパにつながる民族移動史として興味深い。古代キリスト教最大の神学者と呼ばれる聖アウグスティヌス登場に先立つ1世代前に聖アンブロシウスがどのように教義を整えたのかとか、フン族やゴート族、アングロ族など近代ヨーロッパにつながる部族がどんなふうにローマに浸透してきたのかとか。
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塩野氏によるローマ終焉の序曲の面白さ
私は塩野氏の本は、基本的に御本人の述べているように歴史書ではなく歴史物語として読むことにしているので、その前提でレビューさせていただく。... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: ペルシャ猫
歴史を楽しむ−沈痛な気持ちを共有できる
ローマの歴史もこの巻にいたっては、終焉への流れの中でその本質であった多様性の容認がキリスト教の国教化で決定的になるのを、実に淡々と表されています。私が驚いたのは誰... 続きを読む
投稿日: 23か月前 投稿者: Baron_Happy
キリスト教がもし生まれなければ、、、
 第14巻では表紙に皇帝ではなく司教が描かれている。これだけでローマに大変化があったことが分かる。... 続きを読む
投稿日: 2009/5/7 投稿者: じゃが〜
宗教国家へ変貌するローマ
... 続きを読む
投稿日: 2008/6/13 投稿者: オバサンジョ
キリスト教が主役
14巻はコンスタンティウス帝からテオドシウス帝まで。辻邦生の『背教者ユリアヌス』のファンとしては待ちかねた巻であった。塩野さんもユリアヌス帝を好意的に描いていて、... 続きを読む
投稿日: 2008/3/14 投稿者: shibchin
人は明日に希望が見出せなくなると宗教への傾倒を深める
私は、古代ローマ帝国がコンスタンチヌス大帝により、キリスト教国家へと転じた辺りのことは、イマイチ、どうにも、理解できていないのだが、これは、むしろ、今のアメリカに... 続きを読む
投稿日: 2007/9/11 投稿者: 池田平太郎
キリスト教の勝利を読んで
ローマ帝国の栄光と衰退に興味があり、塩野七生氏の「ローマ人の物語」を読んでいます。物語も進み第14巻は「キリスト教の勝利」という副題が付いています。... 続きを読む
投稿日: 2007/4/22 投稿者: 21世紀
ローマ帝国の滅亡と共に、暗黒の中世が始まることを予感させる
 ローマの衰退は目をおおうばかりとなり、本書では、最後を迎える直前の紀元4世紀中半から後半が描かれています。... 続きを読む
投稿日: 2006/6/13 投稿者: くろやぎ
ローマ的なものの敗退
1千年に亘るローマの歴史を物語る15巻シリーズの第14巻であるこの本では、大帝コンスタンティヌスの死んだ紀元337年から、ローマ帝国が東西に分裂する395年までの... 続きを読む
投稿日: 2006/3/12 投稿者: カボチャ
ローマ帝国が力尽きたのと同じように、作品としても退屈に
 長かった「ローマ人の物語」もあと一冊を残すのみ。... 続きを読む
投稿日: 2006/3/8 投稿者: ミハイル暁
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