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11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
躍動感溢れるローマ史のはじまりはじまり。,
By jinchoku (つくば市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ローマ人の物語 (1) ローマは一日にして成らず (単行本)
塩野女史に始めて出会ったのは『ローマから日本が見える』(集英社インターナショナル)です。その明晰な文章と着実に積み上げられた論理構成に感銘を受けて以来,この『ローマ人の物語』シリーズは何時か手に取りたい本でした。そして,遂に読み始めたというわけです。本書ではローマの建国から,第一次ポエニ戦役直前までの500年間を題材としています。「序章」」で,「後にローマが大をなす要因のほとんどは,この五百年の間に芽生えはぐくまれたのである。青少年期になされた蓄積が,三十にして立ったときにはじめて真価を問われるのに似て(P. 14)」と述べられているように,まさにローマは黎明期です。まず,この一冊を読んでしまったならば,続けて読まない訳にはいかないでしょう。 かつて世界史の授業で習ったローマはまったく印象に残っていませんが,塩野女史の手によるこのローマの躍動振りには驚かされます。一体,高校の時の世界史とは何だったのでしょう。
20 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
偉業への第一歩,
By 広島花子 "お藤" (広島市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ローマ人の物語 (1) ローマは一日にして成らず (単行本)
ご存知、連作の大一巻です。内容はローマ建国から、共和政確立までを扱っているだけですが、この一冊だけでも読んでみても、著者のローマ史に関する一貫した考え方が、強く感じることができます。いや、資料の限られているこの期間だからこそ、強くそれを感じるのかもしれません。王政期から共和政初期にかけての時期を神話だと、一刀両断する学者もいるようですが、著者はそんなことをあまり気にしていないようで、むしろ、神話であっても史実であっても、帝政期まで連綿と続いたローマ人気質の源流をこの時代の逸話から掘り起こそうとしているようです。自らを「シロウト」と呼ぶ著者は、まさに「シロウト」としての自由さを武器に、個々の出来事の真偽をひとまず置いて、この時代がローマ史の中でどのような位置にあるのかを一段高い位置に立って、読者に示してくれているのです。このローマ人の物語を以って、ギボンのローマ帝国衰亡史に比するのは大げさでしょうか?しかし私としては、この一連の塩野氏の著作は歴史に残る偉業としても決して差し支えのない立派なものであると思っています。このシリーズはどこから読んでも、ちゃんとわかるようにできていますが、やはり本書から読み始めるのが良いように思います。かく言う私も途中から読み始めたクチなのであまり大きく言えないのですが、やはり第一巻から読み始めた方が全体をより深い理解の下で楽しめるように思うのです。
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
多くの人がこの書を推薦する意味がわかった,
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レビュー対象商品: ローマ人の物語 (1) ローマは一日にして成らず (単行本)
ローマ帝国の建国から国際舞台に顔を出し始めるまでの500年間を記した歴史書だが、単なる歴史書とは全く違う。 ローマ人と近隣民族との性向の違い、各政治体制の利点と欠点、宗教感の違い、 都市工学等を深く掘り下げ、ローマ史および近隣の強国ギリシア,エトルニアの歴史を語っていく。 また、世界史、現代の観点を常に頭において、一つ一つの事象を考察していく。 更に驚くのは、この書執筆において著者が参考にした文献についての語り。 いかにローマの真の姿を描こうとしたか, いかにローマを愛しているかという情熱が伝わってくる。 この様な歴史書に出会ったことがない。 多くの人がこの書を推薦する意味がわかった。 まだ第一巻であり、先は気が遠くなるほど長いが、それが楽しみに思える書。
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