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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
盛者必衰をひしひしと感じた,
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レビュー対象商品: ローマ人の物語 (5) ― ハンニバル戦記(下) (新潮文庫) (文庫)
とても読み応えがあった。ハンニバルとスキピオ・アフリカヌスという、指折りの名将同士の対決や2人の人となりも知る事ができ、少しも退屈する事はなかった。しかし、僕がこの本を読んで一番印象に残った場面は、カルタゴ滅亡のシーンでのローマ軍の司令官スキピオ・エミリアヌスが滅び行くカルタゴを目にしながら友人で歴史家のポリビウスに言った次の言葉である。「ポリビウス、今われわれは、栄華を誇った帝国の滅亡という、偉大なる瞬間に立ち合っている。だが、この今、わたしの胸を占めているのは勝者の喜びではない。いつかはわがローマも、これと同じときをむかえるであろうという哀感なのだ」 この言葉には僕は涙が止まらなかった。当時のローマは高度成長期であり、誰もローマの滅亡など想像すらしていなかった時代に、彼はやがてくるであろう祖国の最期を予感していたのだろうと思う。事実、彼のこの言葉から約1500年後、古代ローマは完全に滅亡した。
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
歴史物の魅力,
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レビュー対象商品: ローマ人の物語 (5) ― ハンニバル戦記(下) (新潮文庫) (文庫)
歴史の知識として二人の戦いの結末を知っていながら興奮した。そして、改めて歴史ってドラマだなと思った。二人の天才が作り出した、最高の物語。ハンニバルのアルプス超え、スキピオの台頭、ザマの戦いの前のスキピオとハンニバルの会談。作り物が陳腐に思えるほど、名シーン、名セリフがたくさんあった。映像化したら、良質な映画が出来ると思ったのは、僕だけでしょうか。塩野さん自身も述べられていたが、二人の天才が合間見えることって奇跡なんですね。ハンニバルの軍事的才能と、スキピオの人間的な魅力。これが結果的にダイナミックに歴史を動かした。歴史が英雄を生み出したのか。英雄が歴史を生み出すのか。そんなことを考えながら、カエサルの章を読んでみようと思う。
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
面白い!,
By カスタマー
レビュー対象商品: ローマ人の物語 (5) ― ハンニバル戦記(下) (新潮文庫) (文庫)
ローマ人の物語I~V、自己最高記録の速さで読破してしまった。登場人物の背景、さまざまなエピソードなど詳細で且つわかりやすい表現。 まるで自分が共和制ローマ時代の人間にでもなったような気分だった。 ハンニバル戦記においては、戦場での布陣図が本文をさらにわかりやすくしてくれ、 その他にもそれそれの国の時代ごとの勢力図、戦場になった場所の地図も参考になる。 何度でも読み返したくなる本。続編の文庫化が非常に待ち遠しい。
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