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ローマ人の物語〈8〉ユリウス・カエサル ルビコン以前(上) (新潮文庫)
 
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ローマ人の物語〈8〉ユリウス・カエサル ルビコン以前(上) (新潮文庫) (文庫)

塩野 七生 (著)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

紀元前100年、ローマの貴族の家に一人の男児が誕生した。その名はユリウス・カエサル。共和政に幕を引き、壮大なる世界帝国への道筋を引いた不世出の創造的天才は、どのような時代に生まれ、いかなる環境に育まれたのか。古代から現代までの、歴史家をはじめとする数多の人々を魅了し続けた英雄カエサルの「諸言行」を丹念に追い、その生涯の全貌を鮮やかに描き出した、シリーズの頂点をなす一作。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

塩野 七生
1937年7月7日、東京生まれ。学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに遊学。68年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。82年、『海の都の物語』によりサントリー学芸賞。83年、菊池寛賞。92年より、ローマ帝国興亡の一千年を描く「ローマ人の物語」にとりくむ。93年、『ローマ人の物語1』により新潮学芸賞。99年、司馬遼太郎賞。2002年、イタリア政府より国家功労賞を授与される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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5つ星のうち 5.0 カエサルによる元老院中心政治の終焉。, 2006/1/18
 前々作のハンニバル戦記と同様、本作品の山場とも言うべきユリウス・カエサルが登場する。本作を読むまで、私はカエサルについて全くと言っていいほど知らなかった。世界史で出てくるのはせいぜい「三頭政治」ぐらいのものだったと思う。何せイエス・キリストが生まれる前に既にヨーロッパには織田信長(?)の如きカエサルがいたのだから驚きである。彼は早くから元老院体制の崩壊をすでに予見していた人物であり、単純に言えば「私益が公益につながる」という信念の持ち主だったようだ。そしてローマ誕生から続いてきた元老院による共和政はカエサルによって終わりを迎えることになる。人によって好き嫌いがはっきりする人物かもしれないが、彼はまさに世界ではじめて変革を遂げた人物と言えるのではなかろうか。
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13 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 待ってました, 2004/10/8
やっと文庫版でカエサルが主人公となりました。著者の本を読んで毎回思うことは、歴史の教科書もこれくらい面白ければなあ・・ということですね。歴史の教科書がこれくらい面白かったら、他の授業中に歴史の教科書を盗み読んでいたことでしょう。

本書では前巻のスッラとマリウスに関わる物語も、カエサルから観た視点としておさらいされているので親切である。またカエサル像についても、著者はカエサル自身の発言、他の歴史学者等の解釈を紹介した上で、自分の解釈を述べているので良心的でもある。本巻はカエサルが頭角を現す前の部分がメインになっているため、これまで聞いたことのない大借金や女たらしなどの逸話が満載されていて面白い。本書を通して「キケロ」というととっつきにくいイメージが生まれるのに対して、「カエサル」に対しては親近感が湧いてくる本である。

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13 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 一気に読ませる, 2004/9/3
By yang-wenli - レビューをすべて見る
(TOP 1000 REVIEWER)   
著者が最も愛するカエサルの雌伏の時代が
8巻の内容になります。
つまり、7巻で描かれたスッラ~ポンペイウスの活躍する
同時期のカエサルの視点での物語となります。
ポンペイウスに比べれば遅咲きのカエサル。
しかし、その魅力は時代の牽引車となる以前もあふれんばかりです。
塩野七生のカエサルへの愛情を感じます。
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