紀元410年のアラリック率いる西ゴート族による「ローマ劫掠」の時点ですでに西ローマ帝国は実質的には滅亡していたが、それでもなんとか476年まで持ちこたえたのはなぜか?
その間、東ローマと共闘して蛮族と戦ったこともあり、聖アウグスティヌスの蛮族説得の奔走もあり、451年6月24日にはアッティラ率いるフン族とアエティウス帝国軍最高司令官率いる西ローマ帝国とのシャンパーニュの会戦があり、最後の20年間には9人の皇帝が入れ代わり立ち代わりあらわれては消え、消えてはあらわれ・・・・
そして最後の皇帝ロムルス・アウグストゥスが紀元476年に退位させられ、跡を継ぐ者がなくなったことで、ここに西ローマ帝国があっけなく滅びる・・・・・。
冒頭の著者の以下の言葉が印象的である。
「これからあなたが読むのは、情けない時代のローマ人の物語である。それでも放り出さないで読んでくれたとき、あなたは初めて、ローマ人の死を看取った、と言うことができます。」