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ローマ人の物語〈42〉ローマ世界の終焉〈中〉 (新潮文庫)
 
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ローマ人の物語〈42〉ローマ世界の終焉〈中〉 (新潮文庫) [文庫]

塩野 七生
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

屈辱的な首都の劫掠の後、帝国の本国たるイタリア半島には一時的な平和が訪れた。ガリアでの地歩を固めたい蛮族が共食い状態になったためだ。しかし、ホノリウスが長い治世を無為に過ごして死んだのち、権力は皇女や軍司令官らの手を転々と渡り、二年にもわたる内戦状態にさえ陥った。そして運命の四七六年、皇帝が蛮族に手によって廃位され、西ローマ帝国は偉大なる終わりの瞬間をもつこともなく、滅亡の時を迎えることになった―。

登録情報

  • 文庫: 202ページ
  • 出版社: 新潮社 (2011/8/28)
  • ISBN-10: 4101181926
  • ISBN-13: 978-4101181929
  • 発売日: 2011/8/28
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 0.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
前巻で最後のローマ人として生きたスティリコが退場し、共和制時代や元首制時代を知る読者にはちょっと読むに耐えないほどひどい惨状を示す西ローマ帝国。
キリスト教国化や蛮族の侵入は時代の流れであるにせよ、首都ローマにいるこの時代の元老院議員達の公共心の欠如や、無能で卑怯で嫉妬深い最低レベルの皇帝が長期に渡って政権を保つなど、末期ローマの惨状は信じがたいまでに酷い。
読んでいて痛快な場面はまるでないが、第一巻から読み続けてきた読者にとって西ローマ最後の日々は避けては通れない部分かもしれない。
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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
西ローマ最後の時系列的流れはなかなか知る機会がないので、
単に知識欲だけで読むにしても為になる第42巻。

ローマは誰にも気付かれないように滅んでいたというのが泣かせる。巨大な
帝国がゆっくり時間をかけて蛮族の海の中に溶解していくというのは
長篠移行の戦国の武田氏のようなはかなさ、それが故の哀愁を感じる。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ヒデボン VINE™ メンバー
形式:文庫
 紀元410年のアラリック率いる西ゴート族による「ローマ劫掠」の時点ですでに西ローマ帝国は実質的には滅亡していたが、それでもなんとか476年まで持ちこたえたのはなぜか?
その間、東ローマと共闘して蛮族と戦ったこともあり、聖アウグスティヌスの蛮族説得の奔走もあり、451年6月24日にはアッティラ率いるフン族とアエティウス帝国軍最高司令官率いる西ローマ帝国とのシャンパーニュの会戦があり、最後の20年間には9人の皇帝が入れ代わり立ち代わりあらわれては消え、消えてはあらわれ・・・・
そして最後の皇帝ロムルス・アウグストゥスが紀元476年に退位させられ、跡を継ぐ者がなくなったことで、ここに西ローマ帝国があっけなく滅びる・・・・・。

冒頭の著者の以下の言葉が印象的である。
「これからあなたが読むのは、情けない時代のローマ人の物語である。それでも放り出さないで読んでくれたとき、あなたは初めて、ローマ人の死を看取った、と言うことができます。」
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