いよいよ、ローマ人の物語・文庫版も最終シリーズです。
ローマ建国の最初、ロムスの丘から始まって、最後に蛮族に滅ぼされるところまで長い長い歴史物語もいよいよその終焉を迎えようとしています。
この長い長い物語。史実に基づいた歴史を主人公のローマ人の立場から、蛮族と呼ばれたガリアやフランクの立場から、そしてまたエジプトの立場から描いたこの長い物語も、いよいよ終わりです。時に英雄ユリアス・カエサルの活躍を描き、ときに三頭体制の崩壊を描き、ときにキリスト教の勃興と国教として絶対神聖化していくまでの道のりを描いてきたこのローマ人の物語は、滋養と示唆とよりよく生きる上でのヒントを読み手に与える歴史書でした。
まぁ、文庫版ではこれを含めてあと三冊あるのですが、ローマの最後の一ページを深い感慨とともに味あわせてくれるシリーズ最終章です。