登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
なぜ西ローマがいま少し余命を保ったのか,
By まるまる (東日本) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ローマ人の物語〈41〉ローマ世界の終焉〈上〉 (新潮文庫) (文庫)
著者は読むのが苦痛になるほどの末期の西ローマ時代で、蛮族の父とローマ人の間に生まれローマ人らしく生きたスティリコがどのようにして西ローマを延命させたのか、その苦難の日々を綴っている。無能・惰弱な皇帝、はびこる官僚、東西に完全に分裂した帝室、スティリコにとって良い事は何もない。逆境の上に逆境が続く。 かつてのローマなら、スティリコに呼応して立つものが必ず現われたであろうと何度思ったか知れない。 「世も末だ・・・」という言葉はこの時代の西ローマ世界にこそあるような気がするほどである。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
長い長い物語もいよいよ最終章です,
By
レビュー対象商品: ローマ人の物語〈41〉ローマ世界の終焉〈上〉 (新潮文庫) (文庫)
いよいよ、ローマ人の物語・文庫版も最終シリーズです。ローマ建国の最初、ロムスの丘から始まって、最後に蛮族に滅ぼされるところまで長い長い歴史物語もいよいよその終焉を迎えようとしています。 この長い長い物語。史実に基づいた歴史を主人公のローマ人の立場から、蛮族と呼ばれたガリアやフランクの立場から、そしてまたエジプトの立場から描いたこの長い物語も、いよいよ終わりです。時に英雄ユリアス・カエサルの活躍を描き、ときに三頭体制の崩壊を描き、ときにキリスト教の勃興と国教として絶対神聖化していくまでの道のりを描いてきたこのローマ人の物語は、滋養と示唆とよりよく生きる上でのヒントを読み手に与える歴史書でした。 まぁ、文庫版ではこれを含めてあと三冊あるのですが、ローマの最後の一ページを深い感慨とともに味あわせてくれるシリーズ最終章です。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
「最後のローマ人」スティリコの奮闘,
By
レビュー対象商品: ローマ人の物語〈41〉ローマ世界の終焉〈上〉 (新潮文庫) (文庫)
本人にその意図はなかったとはいえ、皇帝テオドシウスが死にあたり、アルカディウスとホノリウスに統治を譲ったことで、ローマ帝国は 東と西、別々の国家として生き延びていくことになります。 その帝国末期にあって「最後のローマ人」として奮闘するスティリコ。 蛮族を父にもちながら、ローマ人としての誇りを気高く保った男を 塩野氏は優しくそして哀しく描いていきます。 蛮族との戦いによって蝕まれていく帝国を必死で守りながら、皇帝から 謀反の罪を着せられ、蛮族として生きる道よりもローマ人として死を 選んだスティリコ。しかも「記録抹殺刑」を受け、ほぼすべての肖像、 彫像が破壊されました… まえがきにある塩野氏の言葉「人材の質は興隆期に優れ衰退期に劣る わけではない。(中略)唯一のちがいは興隆期には活用されたのに、 衰退期に入ると活用されないだけである。亡国の悲劇とは活用されずに 死ぬしかなかった多くの人材の悲劇」がスティリコの生き様と重なり合う 印象的な一冊でした。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
最近のカスタマーレビュー |
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|
|