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ローマ人の物語〈41〉ローマ世界の終焉〈上〉 (新潮文庫)
 
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ローマ人の物語〈41〉ローマ世界の終焉〈上〉 (新潮文庫) [文庫]

塩野 七生
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

テオドシウス帝亡き後、帝国は二人の息子アルカディウスとホノリウスに託されることになった。皇宮に引きこもったホノリウスにかわって西ローマの防衛を託されたのは「半蛮族」の出自をもつ軍総司令官スティリコ。強い使命感をもって孤軍奮闘したが、帝国を守るため、蛮族と同盟を結ぼうとしたことでホノリウスの反感を買う。「最後のローマ人」と称えられた男は悲しい最後を迎え、将を失った首都ローマは蛮族に蹂躙されるのであった…。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

塩野 七生
1937年7月7日、東京生まれ。学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに遊学。68年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。82年、『海の都の物語』によりサントリー学芸賞。83年、菊池寛賞。92年より、ローマ帝国興亡の歴史を描く「ローマ人の物語」にとりくみ、2006年完結。1993年、『ローマ人の物語1』により新潮学芸賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 258ページ
  • 出版社: 新潮社 (2011/8/28)
  • ISBN-10: 4101181918
  • ISBN-13: 978-4101181912
  • 発売日: 2011/8/28
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
著者は読むのが苦痛になるほどの末期の西ローマ時代で、蛮族の父とローマ人の間に生まれローマ人らしく生きたスティリコがどのようにして西ローマを延命させたのか、その苦難の日々を綴っている。
無能・惰弱な皇帝、はびこる官僚、東西に完全に分裂した帝室、スティリコにとって良い事は何もない。逆境の上に逆境が続く。
かつてのローマなら、スティリコに呼応して立つものが必ず現われたであろうと何度思ったか知れない。
「世も末だ・・・」という言葉はこの時代の西ローマ世界にこそあるような気がするほどである。
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By 樽井 トップ500レビュアー
形式:文庫
 いよいよ、ローマ人の物語・文庫版も最終シリーズです。
 ローマ建国の最初、ロムスの丘から始まって、最後に蛮族に滅ぼされるところまで長い長い歴史物語もいよいよその終焉を迎えようとしています。
 この長い長い物語。史実に基づいた歴史を主人公のローマ人の立場から、蛮族と呼ばれたガリアやフランクの立場から、そしてまたエジプトの立場から描いたこの長い物語も、いよいよ終わりです。時に英雄ユリアス・カエサルの活躍を描き、ときに三頭体制の崩壊を描き、ときにキリスト教の勃興と国教として絶対神聖化していくまでの道のりを描いてきたこのローマ人の物語は、滋養と示唆とよりよく生きる上でのヒントを読み手に与える歴史書でした。
 まぁ、文庫版ではこれを含めてあと三冊あるのですが、ローマの最後の一ページを深い感慨とともに味あわせてくれるシリーズ最終章です。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫|Amazonが確認した購入
本人にその意図はなかったとはいえ、皇帝テオドシウスが死にあたり、
アルカディウスとホノリウスに統治を譲ったことで、ローマ帝国は
東と西、別々の国家として生き延びていくことになります。
その帝国末期にあって「最後のローマ人」として奮闘するスティリコ。
蛮族を父にもちながら、ローマ人としての誇りを気高く保った男を
塩野氏は優しくそして哀しく描いていきます。
蛮族との戦いによって蝕まれていく帝国を必死で守りながら、皇帝から
謀反の罪を着せられ、蛮族として生きる道よりもローマ人として死を
選んだスティリコ。しかも「記録抹殺刑」を受け、ほぼすべての肖像、
彫像が破壊されました…
まえがきにある塩野氏の言葉「人材の質は興隆期に優れ衰退期に劣る
わけではない。(中略)唯一のちがいは興隆期には活用されたのに、
衰退期に入ると活用されないだけである。亡国の悲劇とは活用されずに
死ぬしかなかった多くの人材の悲劇」がスティリコの生き様と重なり合う
印象的な一冊でした。
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