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ローマ人の物語〈17〉悪名高き皇帝たち(1) (新潮文庫)
 
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ローマ人の物語〈17〉悪名高き皇帝たち(1) (新潮文庫) [文庫]

塩野 七生
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

帝政を構築した初代皇帝アウグストゥス。その後に続いた、ティベリウス、カリグラ、クラウディウス、ネロの四皇帝は、庶民からは痛罵を浴び、タキトゥスをはじめとする史家からも手厳しく批判された。しかし彼らの治世下でも帝政は揺らぐことがなく、むしろローマは、秩序ある平和と繁栄を謳歌し続けた。「悪」と断罪された皇帝たちの統治の実態とは。そしてなぜ「ローマによる平和」は維持され続けたのか。

内容(「BOOK」データベースより)

帝政を構築した初代皇帝アウグストゥス。その後に続いた、ティベリウス、カリグラ、クラウディウス、ネロの四皇帝は、庶民からは痛罵を浴び、タキトゥスをはじめとする史家からも手厳しく批判された。しかし彼らの治世下でも帝政は揺らぐことがなく、むしろローマは、秩序ある平和と繁栄を謳歌し続けた。「悪」と断罪された皇帝たちの統治の実態とは。そしてなぜ「ローマによる平和」は維持され続けたのか。

登録情報

  • 文庫: 233ページ
  • 出版社: 新潮社 (2005/08)
  • ISBN-10: 4101181675
  • ISBN-13: 978-4101181677
  • 発売日: 2005/08
  • 商品の寸法: 15.4 x 10.4 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
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By yuishi トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
晩年孤島に隠棲したままま恐怖政治を行ったと言われる第二代皇帝ティベリウス、狂気の第三代皇帝カリグラ、口下手でなりゆきまかせの性質があり、若い奔放な妻にふりまわされ、後妻(ネロの母)に毒殺された第四代皇帝クラウディウス、歴代皇帝の中でも随一の知名度を誇る第五代皇帝、暴君ネロ、の4人の“悪名高い”皇帝の治世を描く。
目だった業績がないといわれ、むしろ悪く描かれることが少なくないティベリウスとクラウディウス、後世にその性癖や行動がスキャンダラスで畸形的に描かれるカリグラとネロ、本書で著者はこれらの皇帝たちの再評価を試みている。特にティベリウスについては晩年のカプリ島隠棲後の悪評は根拠がないと喝破し、カエサル、アウグストゥスの後を継ぎ、帝国の礎を築き覇権を軌道に乗せたという点でその内政・軍事・外交といった面での手腕を高く評価する。
著者の文章は、彼らの治世を様様な要素、政策とその結果、影響、外部環境、とひとつひとつ事細かに解きほぐしていく。後世の偏見や一面的な見方に惑わされず、複眼的な視点を忘れないその姿勢、論理的な筆の運びは見事としかいいようがない。史書を読み解き、推論し、平明な言葉でつづっていく。決して筆を急がず、かといって単調な一本調子でもない文章は読みにくさとも無縁。
この巻においても著者は、後の五賢帝時代の歴史家タキトゥスを高く評価し、彼の著作から引用するところが少なくないのだが、タキトゥスと見解を異にする部分などはきちんとその論拠を明らかにしていく。千有余年の時を超えての二人の対話を見ているよう。全巻にわたってこうした知的冒険のワクワク感に満ちており、飽きさせない。見事。
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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 本章からは、カエサルが下絵を書き、アウグストゥスにより完成された帝政を以降の皇帝達がどう維持、発展させていくかを書いていく新章です。

 西洋文明の基礎を作ったローマ人を著者は高く評価しています。しかし今回は題名よりわかるとおり「悪名をはせた皇帝達」についてのものですので、どの様に評価を下しているのか読む前より楽しみにしていました。

 結論はやはりレビュータイトルの如しでした。しかしながらその根拠については明確かつ精緻に記述してあり納得できるものした。磐石とはいえぬ政治システムの維持、不安定な外交政策を解決しつつ巨大帝国を維持することは非常に困難であり、それをしたたかに進めた2代皇帝もまた愚帝ではなかったとの事でしょうか。
 
 今回の主人公は先代、先々代と比べるとスケールが小さい事は否定できませんが著者の優れた分析、偏見のないローマ人への敬意により充分に楽しめる一冊に仕上がっていると思います。

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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By くにたち蟄居日記 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
 ローマ帝国との長い旅であるシリーズであるが 17巻はティベリウスが主人公である。

 カエサル、アウグストゥスという 大天才達の後を引き継いだ彼の背負った「重荷」を 塩野七生は 穏やかな優しい眼差しで眺めていることに感動を覚える。スポーツでも 仕事でも 何度もそうだが 前任者が偉大である場合の 後任者というのは難しい立場である。その中で 彼は 前任者たちの建国思想を まず「理解」し 次に「守り」 そうして「充実」させたという点を塩野七生が 実に評価している点がよく分かる。

 「ローマ人の物語」は ある意味で 塩野七生の壮大な「ローマ帝国」の「翻訳」であると思う。今までギボンのローマ帝国衰亡史しか 持っていなかった日本人にとって 誠に有りがたい著作である。何より 万人をして 読まさしめるという点が 痛快といっても良い。

 

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カエサルが青写真を引きアウグストゥスが構築したローマ帝国は、このティベリウスの統治を経て盤石になっていくのである。(著書の帯より)
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投稿日: 7か月前 投稿者: Saburo Ochiaigawa
悪名高い皇帝たち
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投稿日: 7か月前 投稿者: フィラデルフィアン
ローマ人の物語によって最も輝いた人物
カエサルに比べればアウグストゥスですらカエサルを引き合いに出すためのダシにしか思っていない塩野氏だが... 続きを読む
投稿日: 23か月前 投稿者: q
この物語の白眉の1つでしょう。
このシリーズの中では、ハンニバル戦記、カエサルにつづき3つめのおもしろい箇所です。オススメです。
投稿日: 2010/4/27 投稿者: コージ
不人気ティベリウス
少なくともローマ人の物語シリーズ『パクス・ロマーナ』に描かれる姿においては、ティベリウスは暴君ネロのような男にはなりそうもなかった。... 続きを読む
投稿日: 2010/1/18 投稿者: romarin
誠心誠意で当り過ぎる。
アウグストゥス以降に続く、
二代皇帝、ティベリウス、
三代皇帝、カリグラ、
四代皇帝、クラウディウス、... 続きを読む
投稿日: 2009/4/11 投稿者: 羊
帝政を確固たるものにした皇帝ティベリウスの章
カエサル、アウグスストゥスの後を引き継いで最高権力者の地位についたティベリウス。彼にはアウグストゥスが打ち建てた事実上の帝政の確固たるシステム化(誰が皇帝になって... 続きを読む
投稿日: 2008/5/17 投稿者: おがよし@CSS
帝政の発展
ロードス島へ引っ込んでいたティベリウスが第一人者へ押し上げられ、自らを神格化させることを極度に嫌いながらも、ローマ帝国の礎を築いていく。... 続きを読む
投稿日: 2007/8/29 投稿者: 山根晋爾
イメージがかわりました
これまでもっていた,ローマ皇帝の悪いイメージ,特に悪名と言われた皇帝のイメージが大きく変わりました.皇帝即ち悪とは,現代人の解釈であり,なぜ1000年もローマ... 続きを読む
投稿日: 2007/4/27 投稿者: ぎばちゃん
ローマ法政史の本質へ
カエサル、アウグストゥスと言う二人のマーニュスが築いた礎の次に登場する、どちらかと言うと凡人扱いされている皇帝たちの物語。... 続きを読む
投稿日: 2006/4/12 投稿者: 伊原 賢
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