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ローマ人の物語〈16〉パクス・ロマーナ(下) (新潮文庫)
 
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ローマ人の物語〈16〉パクス・ロマーナ(下) (新潮文庫) [文庫]

塩野 七生
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

ローマ世界に平和をもたらし、繁栄の礎を築いたアウグストゥスを、人々は「国家の父」と呼ぶようになる。しかしその彼にも大きな悩みがあった。後継者を誰にするか―妻リヴィアの連れ子ティベリウスは偉大なる父に反発して一方的に引退。娘ユリアの息子たちに期待をつないだものの、いずれも若くして死んでしまう。カエサルの構想した帝政は果してローマに根付くのか。アウグストゥスの「戦い」は続く。

登録情報

  • 文庫: 134ページ
  • 出版社: 新潮社 (2004/10)
  • ISBN-10: 4101181667
  • ISBN-13: 978-4101181660
  • 発売日: 2004/10
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
アウグストゥスの晩年を描く下巻。
冷静かつ巧妙に帝政への手を打ち続けていた青・壮年期と比較して、失政(というほどの失敗でもないが若いころのアウグストゥスの周到さからみれば粗が目立つ)や一族の不祥事が続き、そのことが却ってアウグストゥスの人間らしさを気づかせてくれているような印象を受けました。人間誰しも歳をとると弱気になり、身内を可愛く思うようになるのでしょうが、身内の不祥事にはことのほか心を痛めたのではないでしょうか。
「アウグストゥスが…確立に努めた帝政とは、効率よく機能する世界国家の実現であった」と塩野氏は述べていますが、カエサルにしろアウグストゥスにしろ、私欲というものを全く感じさせず、適確な国家観とそれを実現するグランドデザインをもっていったという2点において、極めて有能な政治家であったと思います。
2000年経った現代でも学ぶことの多い時代であり、それを分かりやすく読みやすく紹介する塩野氏の功績は評価されてしかるべきと思います。
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
日本史なら司馬遼太郎。
世界史、とりわけこのローマ帝国史なら塩野七生氏でしょう。
私の大学の先生もお奨めしていました。
現代にも通じるところが多々あり、大変ためになります。
どっちみち最後にはローマ帝国の滅亡というラストが待っているのですが、
そこまで行くのにこれだけの過程を経たのだということが真に実感できる良書です。
是非一読あれ。
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形式:文庫|Amazonが確認した購入
 すべてを一人で背負ったアウグストゥスの、責任感と持続する意志には感嘆するしかない。この人は、「投げる」ということは絶対にしない人だった。このような人物には平穏な老年が保証されてしかるべきでだが、幸運の女神は嫉妬深いことでも知られている。(著書の帯より)

 歴史の目まぐるしい展開に惹かれて第16卷まで読み進むと、ローマ史の壮大さ、その面白さとともに、知らず知らずのうちに人間の生き様や、人生の動機の持ち方など、自らの人生を考える上での材料が多様に蓄積してくる。そういう意味では、若い人にも、私のような熟年にも、読み応えのある著書と思う。

 「しかし、帝国全体が享受したこの時期の「平和」は、アウグストゥスによる数多の制度の再編成が、それがなされた当初から完璧であったからではない。日々休むことなく彼が、それらを機能しているかどうかを監視しつづけたからである。統治も、街道に似ている。不断のメンテナンスが不可欠と考える認識力と、認識するやただちに修正するのをいとわない柔軟な行動力と、それを可能とする経済力のうちの一つが欠けても、機能しなくなるのである。」(第三部 統治後期)
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投稿日: 2005/1/20 投稿者: ぷりうす
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