内容紹介
紀元2世紀頃、地球上の人類の3分の1はローマ帝国の領土に生きていた。帝国の領土は、北は氷海から南は砂漠まで広がり、多様な自然環境のもとで、さまざまな人種や民族が住んでいた。この人類史上例をみない巨大な帝国を築いたローマ人とは、どのような人びとであったのか。彼らの歴史から、現代人は何を学びうるのか。伝説上の建国から西ローマ帝国皇帝の廃位まで、1200年以上の長きにわたって続いた空前絶後の帝国。そこで活躍した人びとに着目しつつ、古代ローマ史の第一人者が分かりやすく論じていく。
著者について
本村凌二(もとむら りょうじ) 1947年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科・教養学部教授。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。博士(文学)。『薄闇のローマ世界』でサントリー学芸賞、『馬の世界史』でJRA賞馬事文化賞、また地中海学会賞を受賞。主な著書に『多神教と一神教』『ローマ人の愛と性』『興亡の世界史4 地中海世界とローマ帝国』『古代ポンペイの日常生活』『帝国を魅せる剣闘士』など。