来日した某国(架空の北欧)の王子と美貌で強いSPの陰謀ラブアクション。
ローマとかが出て来るのかと思いきや、全く関係無し。
適当な設定、都合のいい展開、一貫性の無い話の進行、魅力のない登場人物たち…。
中でも呆れたのは、「言葉は暴力だ」と言った主人公がその痛みを分かっているはずなのに
「だから自分を傷つけた相手に相応の報いがあって当然」と考えているところ。
矛盾した内容に気付かないのは、それが作者の無意識の本音なのかと思ってしまいました。
批判ばかりで申し訳ないのですが。
作者は「映画シリーズ」と銘打っておられますが、いかにも取って付けた
かのような幾つかの描写の不自然さよりも、あの名作を「悲劇」としてしか
捉えられなかった、作家としての想像力の貧困さ・読解力の無さ・認識力の欠如に愕然としました。
デビュー当時のような着飾ってない作品はもう読めないのでしょうか。