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ローマから日本が見える (集英社文庫)
 
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ローマから日本が見える (集英社文庫) [文庫]

塩野 七生
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (26件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

生き残れるのは自己改革に成功した者だけである──ロング&ベストセラー『ローマ人の物語』を書き続ける著者が語る「歴史の法則」。
弱小国家だった古代ローマがさまざまな苦難を経て、地中海世界の覇者になれたのはなぜなのか。その理由を塩野七生が縦横無尽に語り尽くす「ローマ史入門」とも言えるのが本書である。すでに『ローマ人の物語』を読み進めている人も、また「これから読もう」と思っている人にも好適の一冊と言えよう。
また巻末には特別付録「英雄たちの通信簿」を掲載。指導者に求められる5条件を基準に、アレクサンダーからローマ歴代皇帝に至るまで、塩野七生が辛口採点。「これを読むだけでも本書を買う価値がある」と好評です。
※本書は小社刊『痛快!ローマ学』を全面改稿したものです※ --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

資源も富もない、小さな都市国家ローマは「衆知を集める」という共和政の利点をフルに活用することによって、地中海世界を制覇する。しかし、勝者となったローマも「制度疲労」だけは避けることができなかった。この危機を乗り越えるべく、不世出の指導者カエサルが採った帝国方式とは―国家盛衰の法則を探りつつ、今日の日本を考える著者渾身の一冊。

登録情報

  • 文庫: 416ページ
  • 出版社: 集英社 (2008/9/19)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087463478
  • ISBN-13: 978-4087463477
  • 発売日: 2008/9/19
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (26件のカスタマーレビュー)
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18 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ともぱぱ 殿堂入りレビュアー トップ50レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
本書は「痛快! ローマ学」を改稿したというふれこみだったので、私はこちも買ったのであるが、本をコンパクトにし、写真のページを落とした以外に違いはないように思える。内容は「パクス・ロマーナ」までの「ローマ人の物語」のダイジェストとそこから日本が教訓として汲み取るものをまとめた章、それにリーダーの5条件に照らしての通信簿からなる。ダイジェストの部分は、「ローマ人の物語」シリーズを読んだ人にはおさらいに、そうでない人にはシリーズの骨格を教えてくれるので、それなりに意義はあるだろう。秀逸なのは塩野流リーダー論が展開される通信簿篇。たしかにこれだけでも買う価値があるのは認める。

しかし、これは「痛快ローマ学」にも掲載されていたもの。そうすると、テキスト部分に関しては本書と「痛快! ローマ学」との違いが見当たらない。むしろ、「痛快! ローマ学」にはあった、おまけのような、ギリシャ・ローマ混成イレブンによるサッカーの「ドリーム・チーム」という楽しい読み物が削除されてしまっている。これでは改稿ではなくて改悪?になってしまいませんか?

「痛快! ローマ学」の写真のページが多すぎる、もっとすっきりとした活字の多い本の方が良い、というなら本書を求める意義はあるでしょうが、既に「痛快! ローマ学」を持っている人は、本書を求める前に、よく考えた方がよいでしょう。
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By dejima2001 VINE™ メンバー
形式:単行本
長大な「ローマ人の物語」のエッセンスに触れることのできる良書。

すでに「ローマ人〜」を読んでいる人には不要かと思う。

タイトルにあるようにローマを知ることが

日本を考えるヒントになるのは面白いことである。

ローマは時代に応じて政体を変えてきたが、

この流れの中で見ると我々が絶対と思ってきた民主制すら

その中のひとつに過ぎないことを思い知らされる。

それはともかく、塩野氏は歴史学者ではないという立場を

存分に利用して想像を巡らせる。

裏付けとなる資料はないが、こうだったのではないか。

そのくだりに触れるのが読者にとって至福の時だったりする。

それは司馬遼太郎の小説でしばしば「余談」が出てくる時に似ている。

そんな塩野氏の著作に親しむ入門用としておすすめしたい。
このレビューは参考になりましたか?
10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ともぱぱ 殿堂入りレビュアー トップ50レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
単行本が文庫本になるとき、内容が増減・一部改訂されたり、文庫本あとがきが追加されることが時々あるが、この文庫本にはそのようなことはなかった。私はひょっとしたら「英雄の通信簿」が拡充されているのでは、と期待したが、それもなし。

本書の内容は「パクス・ロマーナ」までの「ローマ人の物語」シリーズのダイジェストとそこから日本が教訓として汲み取るものをまとめた章と、指導者に求められる5つの資質に照らして採点した「英雄たちの通信簿」からなる。採点される英雄はマルクス・アウレリウス帝までで、点数の理由の説明はティベリウス帝まで。私はこの通信簿及び採点理由の解説の続きを期待しているのだが、この文庫本はその期待に応えてくれるものではなかった。という訳で、既に単行本、またはそれと内容面で差がなく、むしろ楽しいおまけがついている痛快!ローマ学を既に所有している人はこの文庫本を改めて買う必要はないだろう。

ダイジェストの部分は、「ローマ人の物語」シリーズを読んだ人にはおさらいに、そうでない人にはシリーズの骨格を教えてくれるので、意義はある。通信簿は塩野流リーダー論が展開されて秀逸。よって単行本または痛快!ローマ学を未読の人には本書を薦められる。

しかし、ローマ帝国の絶頂期〜衰退からも日本の現状、あるいは辿るべき道は見えてくるはず。本書の続編を早く読みたいと思う人は私だけでないだろう。
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