シェアの数からいってやむを得ないことですが、競合書はWindows OSマシンとメタセコイア(レジスト済)とその有志作プラグインを所持・使用可能であること、ものによっては業務用3DCGソフトでの仕上げ・PS2など家庭用ゲームソフトでの運用を前提に書かれています。モデリングのこつなどいくつか勉強になる記事もあるのですが、「メタセコイアありき」で解説されていることに変わりありません。
この本のすばらしいところはLightwave 7.5(付属体験版はv9)を解説ソフトに使いながらも、たった1つのソフトにフォーカスしたり特定機能に依存することなく、ローポリモデルのいろはから2D・3Dで異なる物体の捉え方、目から鱗の「ローポリならではのモデリングと発想の転換法」を丁寧に解説していること。
解説内容は初心者を見捨てず、中級者におもねず。そのノウハウは、ポリゴンモデリング機能を持つソフトであればほぼ種類を問わず活用できます。
メタセコイアのないMacユーザーでも、Lightwaveはもちろん、六角大王Super4・Blender・Cheetah3D・Shade Basic(意外にもポリゴンモデラー機能に関しては上位グレードと遜色ありません)…そう、Macでもローポリモデリングから3DCGを始められるのです。
次期OS SnowLeopardではOpenCL対応を皮切りとした「Macと3DCGの親和性強化」がアナウンスされています。メタセコイアのないMacで3DCGなんて…と諦める前に、この本を水先案内人に選んでみて下さい。あとはあなたのやる気・根気・熱意次第です。