ヒッチコックが自身でプロデュース、カラー第一作目の作品。
前作は微妙な作品「
パラダイン夫人の恋 [DVD] FRT-174」、次作は大失敗作「
山羊座のもとに [DVD] FRT-129」。
内容よりも、ワン・カット撮影の技術的な側面で有名な作品。
トリュフォーとの対談本「
定本 映画術 ヒッチコック・トリュフォー」から。
「この映画のことを考えてみると、なぜあんな綱渡りみたいな芸当をやろうとしたのか、自分でもよくわからない。…一本の映画をまるまるワン・カットで撮ってしまうという、実にばかげたことを思いついた。いまふりかえって考えてみると、ますます、無意味な狂ったアイデアだったという気がしてくるね。…ストーリーを真に視覚的に語る秘訣はカット割りとモンタージュにこそあるというわたし自身の方法論を否定することにほかならなかったんだよ」
個人的な感想ですが、私自身はこの映画、結構好きです。
純粋におもしろいと思います。
ですが、ワン・カット撮影の限界みたいなものも感じて、映像自身にずいぶん強引な感じを受けることをも確かです。
カットわりがないと、結局セリフで説明しなければならなくなるんだなぁと分かりました。
正規版の特典映像は非常に興味深く、対談本あたりにも書かれていない内容が触れられています。
(この映画が『アレ』の映画だということです。見方が変わると思います。ですから、本当はコッチではなくて正規版(
ロープ [DVD])がおススメです。)
パブリック・ドメインものですから、画質はご愛嬌。
この値段に感謝。
これもイチオシというよりは、「二番手」の作品だと思います。
他の作品が気に入ったひとは、次におススメです。