本書では とても分かりやすい図解がロープの結び方ごとに添えられていて,とにかく図解を見たままロープを操作すれば良いように工夫されている。
人命救助を本職にされている方々は,ロープや器具を手品師のようにあっという間に装着されますし,また ロープの結び方と名称が講師により異なるのが実情です。オン・サイト(講習会など)であまり細かいところをくどくどと尋ねることも憚られるし,何より習う側で混乱を残したまま過程が進むのは焦りに繋がりがちです。
ロープ取り回しの理屈や技術各論は本書で予習・復習することを前提に,レスキューのシチュエーションやストラテジーをオン・サイトでこういった方々からみっちり教わり訓練し自分のものにしていくのが最も適切かなと思います。そうした時に役立つのが本書だと考えます。