ローフードって何?という人にとっては、とっかかりになる本です。1時間くらいで軽く読めます。
ただ、ローフードを始めて半年足らずの専門家ではない著者が、アメリカ(なぜか)の個人宅で40日間ローフードを振る舞い続けた体験のレポートという趣旨からも分かるとおり、お手軽で薄い内容という感は否めません。また、著者自身のことを書きたいのか、ホームステイ先のアメリカ人のことを書きたいのかよく分からず、それも物足りなさの一因になっていると思います。本来でしたら、著者自身専門スクールに通うなどしてローフードについての研鑽を積んだ上で真の専門家として多くの人に指導し、豊富な経験を得てから執筆すべきところです。ただ、本職がライターの方ですので、ライターが本を書くためのネタ探しとしてローフードを掘り当てた、と考えれば納得のいく内容です。世にローフードの存在を知らしめることを目的に書かれたとするならば、成功した本と言えるでしょう。
巻末に掲載されているレシピですが、日本人が普段使う食材を用いた、日本人のためのローフードメニューをメインにして欲しかったなと思います。全体的に、非常にアメリカ的な気がします。アメリカでの体験ですので、仕方ないかとは思いますが。