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ロードス島攻防記 (新潮文庫)
 
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ロードス島攻防記 (新潮文庫) [文庫]

塩野 七生
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (20件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

イスラム世界に対してキリスト教世界の最前線に位置するロードス島。コンスタンティノープルを陥落させ、巨大な帝国を形成しつつ西進を目指すオスマン・トルコにとっては、この島は喉元のトゲのような存在だった。1522年、大帝スレイマン1世はついに自ら陣頭指揮を取ってロードス島攻略戦を開始した―。島を守る聖ヨハネ騎士団との5ヶ月にわたる壮烈な攻防を描く歴史絵巻第2弾。

登録情報

  • 文庫: 248ページ
  • 出版社: 新潮社; 改版 (1991/05)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4101181047
  • ISBN-13: 978-4101181042
  • 発売日: 1991/05
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (20件のカスタマーレビュー)
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騎士vs兵士 2010/3/17
形式:文庫
アレクラスト大陸の遥か南・・・ではなく、本書はエーゲ海はロードス島、1522年8月始めより同年12月末まで戦われた聖ヨハネ修道騎士団とオスマン帝国との攻防戦が描かれています。著者の常のように、地中海世界大の視点と個性の違う3人の騎士の視点を縦横に行き来し、世界史の流れと籠城する騎士達の心の動きが躍動的な筆致で描写されており、良書であります。
しかし、私は著者に「ローマ人の物語」で初めて触れたクチなので、本書の体裁には多少戸惑いました。全体はあくまで歴史著述として書かれているにも拘らず、時たま挿入される小説的な文章。それでいて説明のための不自然に長い台詞があったりで、何のためにこのようなノンフィクションと小説の混合形態をとっているのか、よくわからないところがあります。また、あまり読みやすいとは言えない、長い形容詞節を多用する著者の文体はこの時代から健在であり、比喩表現に引っかかる重複があったりできれいではありません。しかし、著者は名文家ではありませんが、その文章には不思議な力が宿っており、読み進めるうちにどんどんと引き込まれ、不覚ながらその物語に胸を打たれてしまいます。最終局面である、オスマン帝国の猛攻に次ぐ猛攻からフィリップ・ド・リラダン騎士団総長とスレイマン一世皇帝との会見までのくだりは一気に読み進め、心地よい余韻に浸りました。
最後に、十字軍時代以降の聖ヨハネ修道騎士団の歴史は日本語での資料が限られており、本書は貴重な文献です。ですが、上記のように小説との境目が曖昧な記述であるため、参考文献の明記がほぼ絶無であり、その後の読書案内に何一つ寄与しないのが極めて残念でなりません。                                                   
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13 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
流浪の騎士団 2006/7/27
By 水蓮
形式:文庫
聖ヨハネ騎士団に興味を持ち、この本を購入しました。
小説というより歴史解説書といった感じですが、大変分かり易く厚さも調度いいです。

現存するこの騎士団の起源は十字軍時代に遡ります。
エルサレムの病院から始まった騎士団は次第に軍隊的組織へと変貌、各地を転々としロードス島に落ち着きます。
物語はロードスに攻め入るオスマントルコ軍と、迎え撃つ騎士団の攻防戦が緻密な筆致で描かれています。
若き3人の騎士アントニオ、オルシーニ、ラ・ヴァレッテ、トルコのスレイマン大帝らを中心に、誰を英雄視する訳でなく物語は淡々と進んでいきます。
中でもオルシーニはとても魅力的です。
アントニオとオルシーニの絆、オルシーニの最期、敵ながら天晴れなスレイマン大帝、ロードス退去後のアントニオの生き様は胸を打ちます。
ラ・ヴァレッテのトルコへの執念と騎士としての手腕は、放浪の末移住したマルタ島にて晩年発揮されます。
(彼の名前がマルタの首都名になっている)
その他、当時の貴族の在り方やライバル騎士団の末路など興味深い記述が満載です。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By じゃが〜 トップ500レビュアー
形式:文庫
 ビザンチン帝国を滅亡させ、北アフリカも手中に収めたオスマン帝国の喉元に刺さるトゲ。地政学的にエーゲ海の制海権を脅かす島ロードス。
 人海戦術で迫り来る敵に対して少数、本当に少数で籠城戦を続け、堂々と退却する聖ヨハネ騎士団を描いた名作。
 統一性や効率性に優れたトルコに対して、全くといっていいほどだらしない当時の西欧に歯ぎしりしてしまう。作者の思い入れが乗り移ってしまった。
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今も息づく聖ヨハネ騎士団!
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投稿日: 7か月前 投稿者: ヒデボン
イスラム世界に対しキリスト世界の最前線に位置するロードス島。1522年、オスマン・トルコの島攻略開始、島を守る聖ヨハネ騎士団との5ケ月に亘る攻...
解説(粕谷一希氏)で、「「コンスタンティノープルの陥落」「レパントの海戦」とともに、当該書は、作者にとり比較的小品に属する三部作の一つである。(中略)それまで、ル... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: Saburo Ochiaigawa
騎士団とは
騎士団は元々貴族の出だったり、決められた国籍の者しか上位に行けない。しかし、ある意味ロードスを占領している以上、海上を経済に利用している国にとって無くてはならない... 続きを読む
投稿日: 12か月前 投稿者: rabauru
騎士道精神、ここにあり。
著者の「ローマ亡き後の地中海世界」でも、このヨハネ騎士団の奮戦は採り上げられていなかったから、今でも地中海世界の歴史、特にヨーロッパ対オスマン・トルコに関心がある... 続きを読む
投稿日: 15か月前 投稿者: ともぱぱ
叙述性にあふれたまさに「小説」
コンスタンティノープルを陥落させ飛ぶ鳥を落とす勢いのオスマントルコ帝国。そのトルコに対して最前線基地の位置にあるロードス島に籠もるキリスト教徒の精鋭「聖ヨハネ騎士... 続きを読む
投稿日: 17か月前 投稿者: おがよし@CSS
文句のつけようがない名作
すばらしい作品です。自分もヨハネ騎士団の一人になったような気分がして感動しました。
投稿日: 2009/5/22 投稿者: グッドマン
いまの日本に活かせる話
単なる古代の話ではなく、きちんといまの日本にも適応できる中身となっているのがいい。... 続きを読む
投稿日: 2008/1/18 投稿者: 一読必殺仮面
個人を前面に出した地中海戦記中の異色作
「地中海戦記」三部作の第2段。ロードス島は現在、地中海の観光名所になっている美しい島で、私は会社と自宅の双方のPCに壁紙(候補)として幾つか入れている程である。白... 続きを読む
投稿日: 2006/11/25 投稿者: 紫陽花
築城技術史としても読み応えがあります
 ストーリーのすばらしさは他の投稿者の皆さんのレビューにあるとおりです。私はちょっと違う切り口から、本書の魅力を語ります。... 続きを読む
投稿日: 2005/6/12 投稿者: 九思
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