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31 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
身体障害者,
By
レビュー対象商品: ロートレック荘事件 (新潮文庫) (文庫)
このトリック(と言っていいのか?)には驚きましたが、これは多くの方が触れているので、別のことを書きます。読み進んでいくうちに、誰もが感じる大きな違和感、その最大のものは、「身体障害者である、彼が、なぜ、美女たちにこんなにもてるのか?」というものです。そう感じること自体が、身体障害者差別である、と感じながら、居心地の悪さを感じながら読み進みました。 トリックが明らかになり、この居心地の悪さすら、偽善でしかないことがわかり・・・ 筒井康隆に、「ほら、これが君の心の中の差別意識だよ。」と、目の前に示されたような感じです。
54 人中、44人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ミステリーの論法を当てはめてはいけませんっっ!,
By 電気鰻の蒲焼 (大阪府) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ロートレック荘事件 (新潮文庫) (文庫)
本格ミステリーだと思い込んで読むと、読後に脳内血管がぶち切れることとなります。というか、この作品を探偵が活躍してトリックを解明するミステリーと思い込むこと自体、読む前の段階で間違えています。ラグビーとサッカーを間違えるようなものです。この作品の特徴はミステリーの材料を利用して、ミステリー的な予定調和から意図的に逸脱することにあります。その逸脱の仕方は「日本SFの最大の功労者の一人」である筒井康隆らしいものです。つまり、ミステリー的な手法から如何に飛躍するか、ということに作者の視点が向いているわけです。 ですから……「ワシはミステリーしか読まん!!!」という頑固で石頭の人は読むのを止めておきましょう。一方で「純文学だろうがSFだろうが歴史小説だろうがミステ!リーだろうがなんだって読むぜ!ようは面白きゃ何だっていいんだよ」という文化的雑食動物のあなた、この作品を読みなさい。そういう人はこの作品の面白さを理解できると思います。
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
仕掛けが凄い,
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Amazonが確認した購入(詳細)
レビュー対象商品: ロートレック荘事件 (新潮文庫) (文庫)
日本のSFの大家、筒井康隆が書いたミステリ小説。主人公達が訪れたロートレック荘で起こる殺人事件を主軸に物語が進行する。 本作の最大の魅力は、作品全体に張り巡らされた、大掛かりな「仕掛け」。 この仕掛けによって、作品の地位を不動のモノにしていると言ってよい。 コレは、思いついてなかなか出来るトリックでは無い。 著者に相当量の文章力が必要であり、短い作品であるが、かなりの労力をかけて創られている。 ただ難点を言えば、本作はこの「仕掛け」のみに焦点を於いて創られた小説であるという事。 その為正直本筋の話は、大変文章が読みづらく、如何でも良い描写が長く続く為、 ハッキリ言って読んでて苦痛な部分もあり、オチを除けば余り面白くない。 その為、好む人はある程度限定されると思われる。
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