80年代に乱発されたスラッシャーホラーの中の一本。
監督は「13日の金曜日・完結編」のジョセフ・ジトー、特殊メイクも同作品に携わっていたトム・サビーニです。
似たような作品の中に埋もれずに済んだのは、不気味な殺人鬼のビジュアルと、強烈な特殊メイクのおかげでしょうか。
まず、メカニカルプロップと生身の人間への特殊メイクを巧みに使い分けた殺人シーンは見もので、随所にトム・サビーニならではの拘りが見られます。
何でもかんでもCGに頼ってしまう現在のホラー映画では感じることが出来ない生々しさが感じられます。
殺人鬼は黒ずくめの軍服に身を包み、顔を黒い布で覆っています。
その雰囲気はありきたりな殺人鬼とは一線を画す不気味さで、強烈な印象を残します。
テレビ東京でひっそりテレビ放映された時に一度だけしか見ていませんが、「ローズマリー」の印象はとても強烈でした。
ビジュアルに気を取られがちですが、ちょっとオカルトっぽい空気を漂わせながら、最後まで犯人の正体を明かさない展開も当時はなかなかスリリングだったと記憶しています。
その後しばらくビデオソフトを探し続けたものの巡り会えず、唯一手に入れられたのがトム・サビーニの特殊メイクの裏側を追ったドキュメンタリービデオ「ファンゴリアビデオマガジン」。
これに「ローズマリー」の一部のシーンとそのメイキング映像が納められていました。
そのシーンは何度見返しても強烈で、ずっと全編を見直したくて仕方がない作品でした。
それがついにHDリマスターでDVD化。生きてて良かった。。。
スラッシャーホラーファンなら外せない一本です!