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ローカル線に明日はあるか―実態検証!地方鉄道・路面電車
 
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ローカル線に明日はあるか―実態検証!地方鉄道・路面電車 [単行本]

浅井 康次
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

相次ぐ廃止。もはや一刻の猶予もない。このまま市場経済原理に任せておけば、近い将来、この国からローカル線は姿を消すだろう。本書は、このような現状を憂慮して、鉄道や軌道、ローカル線のありかたを広く世に問う渾身の著作であり、後世に残る学術書である。

内容(「BOOK」データベースより)

このまま市場経済原理にまかせておけば、近い将来、この国からローカル線は姿を消すだろう。鉄道経営の学術書として、ローカル線のあり方を広く社会に問う渾身の著作。

登録情報

  • 単行本: 191ページ
  • 出版社: 交通新聞社 (2005/01)
  • ISBN-10: 4330821044
  • ISBN-13: 978-4330821047
  • 発売日: 2005/01
  • 商品の寸法: 21 x 14.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 冷静な分析と暖かい心, 2005/10/27
By カスタマー
レビュー対象商品: ローカル線に明日はあるか―実態検証!地方鉄道・路面電車 (単行本)
本書は、政府系金融機関の行員が執筆したものであり、経済学・経営学的観点から非常に鋭く分析されている。その一方鉄道会社職員・地域NPOメンバーなど様々な人への調査もふまえているので現場の動向もよくわかるようになっている。各地でローカル線の経営難が伝えられており、本書を読むと実態の深刻さに暗澹たる気持ちになるが、その一方、企業・行政・住民が力をあわせた「三位一体」での再生の可能性と必要性にも言及しており(実際、そうした方向で努力している事例もいくつか紹介されている)、本書は問題提起として非常に意義のある本である。
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5つ星のうち 4.0 具体的な改革案が導入されないと、赤字ローカル線の未来はない, 2010/9/11
レビュー対象商品: ローカル線に明日はあるか―実態検証!地方鉄道・路面電車 (単行本)
ローカル線に関する議論は、路線廃止の度にされるセンチメンタルな報道以外は、鉄道ジャーナル誌での散発的な記事と『第3セクター鉄道』(香川正俊)くらいしかなかった。
上書籍はローカル線維持の財源に関して、「過疎地域を造った責任は国と財界にあり、税制を含め同地域の「再生」に貢献する義務がある」(同書199pほか)と共産党員のような主張をしており、「輸送密度や混雑率、路線長などの指標で路線廃止の基準とする議論は…極めて正しかった」という健全な立場を取る本書は、企業経営者に通用する学術書として唯一初めてのものだと言える。
著者は元々鉄道ファンではないそうで、だからこそ、統計データの財務分析を中心とした冷静な学術書になっている。一方で、会津鉄道の前副社長、群馬県交通政策課長、地域NPO法人の代表者など現場サイドの話もコラムとして収録されている。

本書で示されているように、鉄道は設備の維持・運営費が莫大で、一定の需要がないと運営が成り立たない。技術面でも、鉄道は高速大量輸送に適した輸送形態であり、ローカル線はこの対極に位置する。鉄道というモードを選択する合理性に乏しいのである。
なぜ鉄軌道による終日運行でなければならないのか? 筆者は「路面電車はライトレールへと再生し、地方鉄道は地域社会・事業者および沿線自治体による三位一体の体制で存続すべし」と主張し、その理由として、過疎化の拍車防止、都市の無秩序なスプロール化の抑制、地球温暖化対策を挙げる。
ここまでくると、赤字ローカル線の維持はもはや交通政策としては意味を持たない。限られた財源の中から、医療・教育・福祉等のオプションとの取捨選択になる。著者の言う通り「国土(過疎化)政策、文部(通学・進学)政策、福祉(高齢化)政策など、交通政策を超えた国レベルでの重畳的な施策が望まれる」だけでなく、国から地方自治体への税源移譲と、形骸化した地方議会の再生が不可欠になる。今後議論が深まることを期待したい。
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