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5つ星のうち 4.0
トラボルタ主演作品の中では派手さはないが、強烈な印象の残る佳作, 2009/1/14
eview Title通りなんですが、だからと言って、トラボルタが素晴らしいわけではありません。
「パルプ・フィクション」で復活してからは、大作・話題作を含め主演作品も多くなり、今やHollywoodのTop Starである事は認めるのですが
私にはHero役よりも「ブロークン・アロー」「ソードフィッシュ」「パニッシャー」のような悪役が似合っている、
つまり主役を張るような役者とは思えないんです。
役者としての魅力(容姿を含め)、演技、存在感などどれをとっても中途半端な印象しかありません。
この作品でも妻が自殺した事で優秀ではあるが、陰気で影のある主人公を雰囲気を出して演じているのですが、
どうも空回りというか、結局、脇を固めている役者達の方が圧倒的に存在感があって『もっと他の人を使っていれば...』という思いが強いですね。
まぁトラボルタを無視すれば、非常に見応えある作品に仕上がっていると思います。
前述したようにトラ以外の役者が良いですねぇ。
まずジェームズ・ガンドルフィーニ。
この方は「トゥルー・ロマンス」での情けない殺し屋役の頃から、Screenに現れるたびに異彩を放っておりましたが
最近、益々下品な役柄が板に付いて来て、今作でもStylishには程遠いデカ役ですが、トラを食ってると思います。
ジャレッド・レトーも良いですねぇ。
どう見たってチンケな詐欺師にしか見えないんですが、悪女に洗脳されてからの変わり様は演技としてGoodでしたし、
電気イスに座らされる際の情けなさも、彼らしさが出ていて、この作品を魅力あるものとした影の功労者だと思います。
そしてサルマ。
相変わらず妖艶でSexyな魅力をScreenから漂わせながら、彼女には正にはまり役とも思える、強烈な悪女役を事も無げに
演じているのは流石ですね。
この作品の真の主役は彼女でしょう。最後の最後まで一本芯の通った憎々しいワルですから。
実存した犯罪者Coupleの悪行とそれを追う刑事CombiのDramaですが、犯罪者側のDramaの方が圧倒的に面白いです。
追う側は全くの付け足し。
いっその事、Bonnie & Clydeのような物語構成にすれば、もっと素晴らしい作品になったのではと、聊か残念に思われます。
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5つ星のうち 4.0
恐ろしい, 2008/8/6
レビュー対象商品: ロンリーハート [DVD] (DVD)
恐ろしい。とにかく恐ろしい。実際に起きた事件を基にしているだけにさらに恐怖が増す。未亡人や孤独な女性をターゲットに結婚詐欺を繰り返すレイモンドとそれに加担する女マーサ。詐欺を成功させるにはレイモンドがターゲットと親密にならなければならない。それが許せなくなったマーサは自分への愛を確かめるために殺人を犯していく。レイモンドはマーサから離れたい気持ちと自分を唯一理解してくれる彼女への愛を心に混在させる。なんとも恐ろしい愛憎関係。震えが止まりません。
彼らを追う刑事たちの友情や友人同士だからこそできる本音をぶちまけあう会話など心和む場面はありましたが、人を殺すことでしか確認できないレイモンドとマーサの孤独な心が強烈過ぎてとにかく恐ろしいの一言に尽きました。
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5つ星のうち 5.0
無間地獄のしての犯罪, 2008/4/11
レビュー対象商品: ロンリーハート [DVD] (DVD)
感心した。警察側から描いた作品という事で、単純明快な娯楽映画にしたのかと思っていたらそうではない。むしろ犯罪という物は永遠になくならないという無常観が根底にあり、人を殺した人間を殺しても、殺された人間が生き返ることは無いという「人間の闇としての犯罪」を描いたドラマに仕上がっていたからだ。殺される人間も殺す人間も無間地獄をさまよう存在になってしまうという殺人事件の現実がそこにある。
映像が凄く明るいのもいい。暗い絵を排してさんさんと日が照る中殺人を繰り広げる「ハネムーン・キラー」たちの惨劇は彼らの狂気を描くのに最適なのである。狂気に犯された人間には狂気の世界こそが正常になってしまっている恐ろしさがひしひしと伝わってくる。この映像設計は実に効果的。
ジャズが実に効果的に使われているのがいい。この陰惨な物語に唯一華やぎを与えてくれる。