eview Title通りなんですが、だからと言って、トラボルタが素晴らしいわけではありません。
「パルプ・フィクション」で復活してからは、大作・話題作を含め主演作品も多くなり、今やHollywoodのTop Starである事は認めるのですが
私にはHero役よりも「ブロークン・アロー」「ソードフィッシュ」「パニッシャー」のような悪役が似合っている、
つまり主役を張るような役者とは思えないんです。
役者としての魅力(容姿を含め)、演技、存在感などどれをとっても中途半端な印象しかありません。
この作品でも妻が自殺した事で優秀ではあるが、陰気で影のある主人公を雰囲気を出して演じているのですが、
どうも空回りというか、結局、脇を固めている役者達の方が圧倒的に存在感があって『もっと他の人を使っていれば...』という思いが強いですね。
まぁトラボルタを無視すれば、非常に見応えある作品に仕上がっていると思います。
前述したようにトラ以外の役者が良いですねぇ。
まずジェームズ・ガンドルフィーニ。
この方は「トゥルー・ロマンス」での情けない殺し屋役の頃から、Screenに現れるたびに異彩を放っておりましたが
最近、益々下品な役柄が板に付いて来て、今作でもStylishには程遠いデカ役ですが、トラを食ってると思います。
ジャレッド・レトーも良いですねぇ。
どう見たってチンケな詐欺師にしか見えないんですが、悪女に洗脳されてからの変わり様は演技としてGoodでしたし、
電気イスに座らされる際の情けなさも、彼らしさが出ていて、この作品を魅力あるものとした影の功労者だと思います。
そしてサルマ。
相変わらず妖艶でSexyな魅力をScreenから漂わせながら、彼女には正にはまり役とも思える、強烈な悪女役を事も無げに
演じているのは流石ですね。
この作品の真の主役は彼女でしょう。最後の最後まで一本芯の通った憎々しいワルですから。
実存した犯罪者Coupleの悪行とそれを追う刑事CombiのDramaですが、犯罪者側のDramaの方が圧倒的に面白いです。
追う側は全くの付け足し。
いっその事、Bonnie & Clydeのような物語構成にすれば、もっと素晴らしい作品になったのではと、聊か残念に思われます。