男女物とボーイズ物とさらにレズ物が混合らしいと聞いて'どうなんだろか?'と
心配しつつ購入しましたが、「こうして猫は愛をむさぼる」と「ラグランスリーブ」好きの
私としては大満足!お気に入りの一冊ができて嬉しい結果となりました。
収録作品は2000年前後発表の短編・中編。
冒頭のカラー短編「アレルギー」、「ドライブ」は、いやらし過ぎないなんだか
可愛いカップルのお話。岡崎京子の短編を思い出しました。
その手がお好きな方にはオススメです(思いがけずに得した気分♪)。
ボーイズ物の中編「シガー、ライター。」は、オカマちっくな主人公なっちゃんの
片思い相手・仲井戸玲二くんがかっこよくて素敵!!
かっこいい人は名前もかっこいい・・みたいな。表情や雰囲気がすごくいいです。
惚れました。
タイトルの意味がすぐにピンとこなかったのですが、まんま話にでてきてやられました。
(そして無性にドアーズの「ハートに火をつけて」が聴きたくなったり・・・単純)
可愛いけど、なっちゃんはいらないんじゃないの?なんて思いましたが、
片思いのフィルターがかかってドロドロしそうな話を和らげてくれます。
セーブされたエロさなので、男同士が苦手な方でも平気かと思います。
(逆にボーイズラブを期待しすぎるとがっかりかも)
その他、痛々しい女学生のソフトレズビアン的「清ら影(ちゅららかげ)」(雑誌「百合姉妹」掲載)、
方言が使われていて可愛い高校生(または中学生)カップルのお話「Are you Happy?」
(可愛いけど描写は生々しかったです・・・)、
エロティック な昔話的「犬神」(「美剣士」の最後に載っていた作品に近い、筆で書いたような描き方で
神々しい怖さが出てました。でもエロすぎ)。
全体的にはエロ過ぎず、可愛い感じのお話が多くて楽しめました。
でも、本当はもっと仲井戸くん中心な話で読みたかったので星は4つです。
色々なジャンルが読めてお得な(もしくは取り留めない)1冊。
小野塚カホリのファンじゃない方にもオススメしたいです。