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ロングテール―「売れない商品」を宝の山に変える新戦略
 
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ロングテール―「売れない商品」を宝の山に変える新戦略 [単行本]

クリス アンダーソン , Chris Anderson , 篠森 ゆりこ
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (25件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

商品の説明

ロングテール 「売れない商品」を宝の山に変える新戦略
インターネット小売市場の特性を表した言葉「ロングテール」を提唱した米IT誌『ワイアード』の編集長が、ロングテールが経済に与える影響を解説した一冊。

音楽配信などのネットの小売市場では、販売数が少なくて通常店舗で扱えないようなニッチ商品でも確実に売れる現象が起こっている。商品を売上高の順に並べた棒グラフを作ると、ニッチ商品の売り上げが恐竜の尾のように延々と続く。この長く伸びた部分、すなわちロングテールは、売れ筋商品に匹敵する大きな市場であり、ITにより商品管理や流通コストを限りなくゼロに近づけたことでビジネスとして成立するようになった。ネット上では、商品の流通や消費、そして生産の形態までが従来の経済とは大きく変わると筆者は説く。

センセーショナルな内容だけに、出版後は各方面で議論が巻き起こった。例えば「ネット小売店の商品の98%は、3カ月に一度は売れる」という「98%の法則」に反論が出たが、この法則の趣旨は数字そのものではない。訴えたいのは、大衆を狙った少数のヒット商品だけでなく、ターゲットを絞り込んだ商品でもビジネスが成立するという、経済の変化である。


(日経コンピュータ 2006/11/13 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)

内容(「BOOK」データベースより)

人々が真に自分の好みに従って商品を探せるようになったいま、ビジネスと文化は大転換期を迎えている。現代最重要キーワード。

登録情報

  • 単行本: 302ページ
  • 出版社: 早川書房 (2006/09)
  • ISBN-10: 4152087617
  • ISBN-13: 978-4152087614
  • 発売日: 2006/09
  • 商品の寸法: 19 x 13.2 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (25件のカスタマーレビュー)
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31 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 ロングテールの本質, 2006/11/9
レビュー対象商品: ロングテール―「売れない商品」を宝の山に変える新戦略 (単行本)
言葉自体は、昨年からウェブで話題になっていましたが、本を読んですっきりしました。

ロングテールの本質は、アグリゲーターによるコストの外部転嫁です。

google, Amazon , ITMS , ネットフリックス(DVDレンタル),ラプソディ(音楽配信)といった
事例を通じて、アグリゲーターの戦術も定式化されています。

それは、

・ヘッド(売れてる2割)からテール(売れてない8割)まで、集積する。
・人気ランキングやレコメンデーションなど、お客が好みのものを探しやすい環境を整える。
・コスト(コンテンツの制作コスト、物販ならば配送コストも)は、会社の外部に転嫁する。

わかりやすく言い換えると、

・いかに早く、安くかき集めるか。
・いかに顧客の好みのものを早く、多く見せるか。
・物販の場合は、いかに早く、安く届けるかも加わります。

ということになります。

まとめとして、

○ これまでと変わらない点は、

・消費者の1日は24時間しかないため、全人類の注目量には限界があるということ。
・売れっ子クリエーターか、アグリゲーター(集積者)しか儲からないということ。

○ これまでと変わる点としては、

・テールの部分にも光があたる可能性が高まったがゆえに、見切りをつけられない
 クリエーターが生涯テールでいつづけるリスクが高まること。

だと思いました。読みやすく、鋭い洞察がおすすめの1冊です。
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 ちょっと長いような, 2007/3/22
レビュー対象商品: ロングテール―「売れない商品」を宝の山に変える新戦略 (単行本)
ロングテール理論についてさまざま事例を交えながら、詳細を説明していてスムーズにこの理論を理解できました。

しかし、本書で取り上げられている事例が似たりよったりしている箇所があり、すこしクドイ感じもあります。もっとページ数は抑えてもいいような気がしました。

あとは、訳し方も少し読みにくいです。

例えば、(本書P77からの引用)

「・・・ほとんどをニュートリノ---ティッシュを貫通する弾丸みたいに星を通り抜けていく原子未満の質量の小さい粒子---として放出すると・・・」

のように難しい語句・専門性が高い語句には注釈がついているんですが、この注釈によりとても本が読みにくかった気がします。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 経済学・ITどちらの面からも最重要作品・・・蟻はメガホンを手に入れた, 2010/7/25
By 
voodootalk - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)    (殿堂入りレビュアー)    (トップ500レビュアー)   
オリジナルは2006年リリース。邦訳・アップデートは2009年7月20日リリース。アップデート前の初版は2006年9月の刊行だったが、アップデートでは全体の加筆修正、及び新たにマーケティングに関する15章と補遺が加わっている。

結論から言うとこの本は経済学・IT双方の面で画期的な一冊だ。筆者クリス・アンダーソンはネイチャー誌→サイエンス誌→英エコノミスト誌→ワイアード誌(ちなみに2001年)と渡り歩いてきた人物なのだが、特に経済学の素養が非常にあるのを読んでいて感じた。そして現在の経済学において欠落している部分、つまり『ロングテール』と『フリー』を詳細に検証し論じてきた。その行動と論旨は、実体経済を見もしないで頭の中だけで考えている現在のシカゴ派やミルトン・フリードマンの対極にいる。まさしく編集者らしく正しく市場を見ていると思う。

クリス・アンダーソンがここで書いているとおり、ロングテール市場には消費者・集積者・生産者という3つのタイプの人がいる。そして『蟻はメガホンを手に入れた』状態なのだと思う。この状況はこれからますます『フリー』になるのだろう。この人の出す本はこれからも決して見逃すことができない。そう思った。
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