統合失調症(=分裂病)にかかったロリとその家族、友人、医師の統合失調症との戦いを書いた本です。
統合失調症の当事者だけでなく、周りの人間(家族、医師)もロリの事について執筆しています。
たとえばロリが「犬を殺してしまった」と書いてあるのに対し家族が「そのような事実はない」と書いていて、病気がロリにどのようなことを見せているのかがよくわかります。
統合失調症の外観上の症状の奥に隠されたものとはなにか、すごくよくわかりました。
たとえば、ロリが外観上はヘッドフォンをして音量を最大にしてガンガンに聞いている。
ただの音楽(ロック)好きに見えるかもしれない。
けど、ロリはそのわめく声(幻聴)からのがれるために耳を音でいっぱいにしていたのです。
精神科や統合失調症に興味のない人には読み進めるのがちょっと難しいかもしれませんが、興味があれば読み始めたら止まりません。
統合失調症についての差別や偏見をなくすために、医療関係者の方に特に読んでいただきたい一冊です。