登録情報
|
どんな演奏家かというと、ブラームスなどのロマン派が得意な人です。表現力の幅が大きくて、きれいなメロディをしっとりと弾くのも得意ですが、それと正反対に、情念のほとばしるような演奏にかけては右に出るものがいないほどです。一言でいえば、繊細でありながら骨太でたくましい演奏家です。
私自身は、一度だけ竹澤さんの演奏を生で聴く機会がありましたが、ブラームスの演奏の時は、鳥肌が立つほど感動しました。
それ以来、彼女のCDはほとんど聴いていますが、このたび、5年ぶりに発売されたのが、この「ロマンツァ」というCDです。
採りあげられているのは、何回もアンコールに弾いてきたお気に入りの小品ばかり。クライスラーの「愛の悲しみ」やドビュッシーの「亜麻色の髪の乙女」やマスネの「タイスの瞑想曲」など名曲がずらりと並んでいます。どの小品に対しても、愛おしむ気持が伝わってくるような情の深い演奏で、馥郁とした味わいがあります。
でも、特筆すべきは、ショパンの「ノクターン第20番」とサラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」です。「ツィゴイネルワイゼン」の後半では、情熱的な演奏の片鱗が窺えますし、ショパンについては、思わず涙がポロポロとこぼれてしまいました。
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|
|