傲慢エリート弁護士×熱血美人弁護士のシリーズ最終巻。
一応それぞれの巻だけでも話はわかりますが、やはり1巻から読むのがお薦めです。
大手有名法律事務所に勤めていたやり手弁護士・准己が、恩師の頼みで貧乏弱小事務所にやってくるところから始まるこのシリーズ。
その貧乏事務所には、大学の同級生だった啓がいる。卒業以来会っていなかったけど、准己はずっと啓が気になっていた。仕事上ではポリシーの違いから衝突ばかりの二人、でもお互いが相手を認めあい、尊敬し、やがて自分だけを見てほしいと思うようになってゆく…。
毎回、色々な依頼者が登場します。奇抜な事件はありませんが、冤罪に泣く人、憎みあう夫婦、一度も会ったことの無かった父親の愛情を知る青年、不運な事故で転落してしまう男……。どれもありそうな事件に困り果てた依頼者と、それにまつわる家族や人間ドラマが描かれています。
もちろん、それらに真摯に取り組む若い二人の職業上の葛藤やラブも見所!
表面上「何でもできる」准己が、実は啓に関しては臆病な単なる「恋する男」なところ、頑固で奥手な啓が段々「可愛い恋人」に変わってゆくところ、たまらなくイイです。
作者さんは法律に関するシーンは詰めが甘い、とおっしゃってますが、事件そのものはかなりきちんと描かれており、話に厚みが出ていると感じました。
ラブなシーンも、ちょっぴりいじめっ子な准己がイヤラシクてにんまり(笑)
三冊まとめて一気読みをお薦めします。