もう20年も前の作品なのですねぇ。
だけど今見てもやっぱり面白い。これはとりもなおさず脚本が良くできているからに他ならない。
女流ロマンス作家が否応なしに自分の作品張りに冒険に巻き込まれてしまう筋立て自体には特に目新しい点はないのだが
細かい所が上手くって自然と「映画ならではの世界」に引き込まれてしまう。
製作者としてのM・ダグラスはどちらかと言えば社会派の作品(チャイナシンドロームとかカッコーの巣の上でとか)が有名なのだが、
デビュー作(遺作でもあります)であるダイアン・トーマスの脚本と監督にロバート・ゼメキスを選んだ選択眼はお見事。
予想を裏切ってヒーローががさつでがめつかったり、どこか抜けてる小悪党たちが絡みながらも、きっちりとロマンチックなお話になっていくあたりは
アクション映画と言うよりはタイトル通りロマンチック・アドベンチャーという、ありそうで実は中々他に例のないジャンルの作品になっています。
その意味では古き良きアメリカ映画を上手く現代風にアレンジした作品ともいえそうです。
しかし作品のテンポや細部はちゃんとアップデートされたオリジナルなものになっています。
オープニングでくしゃくしゃなお顔を見せてるヒロインのK・ターナーがラストでは見違えるようないい女になってるあたりもあざとさよりも上手さが引き立っていますしね。
ラストもユーモアとロマンがあっていい後味です(娯楽映画は本来こうでなくっちゃネ)。
最近のアメリカ製娯楽映画は映像的には進化していてもこういう「いい感じ」の作品が非常に少なくなっている気がします。
「楽しめる映画」としてお勧めの一本ですね。