4本足の歩行ロボットやヘビ型ロボットの開発で知られる著者は、かねてから、ヒューマノイド(人間型ロボット)よりも、人間型にこだわらない形態のロボットの方が機能的であると主張していましたが、本書ではその理由が具体的に説明されています。
他にも、ロボット開発における自由な発想の方法(創造的思考法)や、未来のロボットの形、ロボットの心に至るまで、ロボット研究の具体的な方法から進むべき方向、大学の研究、日本の国として取り組むべき研究までを正しく教えてくれます。
中学生でも理解できる水準の内容というには少し高度ですが、10代でこの本を読むことで、人生は大きく変わっていくでしょう。
本書の完成前に東日本大震災が起こり、「あとがき」では、震災時に日本のロボットの登場が遅れたことに対するコメントが書かれています。
その内容は、まさに本書の結論であり、著者のメッセージそのものと言えます。