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ロボットイノベーション [大型本]

浅田 稔
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商品の説明

内容紹介

【内容紹介】

人間の代わりをするレスキューロボットや戦争ロボットから,
日本のロボット研究が得意とするヒト型ロボットまで,
次世代のモノづくりの核となる研究を紹介する。
田所諭・東北大学教授による緊急寄稿「レスキューロボットの実像と展望」,
編者の浅田稔・大阪大学教授と作家の瀬名秀明氏による特別対談「社会環境のなかで育てられるロボット」を含む全22編を収録。

出版社からのコメント

日米の第一人者たちがロボットのいまとこれからを紹介します。
ビル・ゲイツの記事「ホームロボット時代の夜明け」も収録しています。


【目次】

Prologue
ロボットサイエンスが導く「動き・かたち」と「思考」の新たな科学  浅田稔


Chapter 1
人間の代わりに何ができるか

ロボットが変える戦争  P. W. シンガー

うろつき回る草食ロボッ  SCIENTIFIC AMERICAN編集部

レスキューロボットの実像と展望  田所 諭

ロボットで変わる心臓手術  C. ボルスト

ホームロボット時代の夜明け  B. ゲイツ

対談 浅田 稔×瀬名秀明
社会環境のなかで育てられるロボットの能力
震災から見えた日本のロボティクスが抱える課題


Chapter 2
生き物とロボットをつなぐ:BMIによる機能代行

翔べ!昆虫サイボーグ  M. M. マハルビズ/佐藤裕崇

自己組織化する視覚チップ  K. ボアヘン

思考でロボットをあやつる  M. A. L. ニコレリス/J. K. チェーピン

サルが歩けばロボットが歩く  道方しのぶ

読心術ジャンケンロボット誕生     SCIENTIFIC AMERICAN編集部


Chapter 3
生物の機能をまねる:特殊な機能を再現

コオロギの行動をまねるロボット  B.ウェッブ

ロボットの手本となる節足動物の脚  S. N. ジル/E.-A. セイファース

自在に動く玉乗りロボット  R. ホリス

話し上手なコンピューター  A. アーロン/E. アイディ/J. F. ピトレリ


Chapter 4
人間を科学する:ヒューマノイドの知・情・意

工学が明かす身体の巧妙さ  高西淳夫

機械はコツを身につけられるか  國吉康夫

“情”が作る真のコミュニケーション  菅野重樹/尾形哲也

ヒューマノイド進化のシナリオ  土井利忠

「アンドロイド科学」を拓く   SCIENTIFIC AMERICAN編集部

分身ロボットと目玉ロボットが物語ること 道方しのぶ


登録情報

  • 大型本: 144ページ
  • 出版社: 日経サイエンス (2011/6/22)
  • ISBN-10: 4532511798
  • ISBN-13: 978-4532511791
  • 発売日: 2011/6/22
  • 商品の寸法: 28.1 x 21 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 146,573位 (本のベストセラーを見る)
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By FreshAir 殿堂入りレビュアー トップ10レビュアー
「ロボットは戦争というゲームのルールを根底から変えてしまう、稀有な発明だ」。

過去の日経サイエンスの記事から、ロボットに関するものを選んで一冊にまとめてある。4章構成。戦争ロボット、救助ロボット、手術ロボット、研究ロボット、ホームロボット、視覚チップ、昆虫型ロボット、昆虫を制御するサイボーグ型ロボット、人間型ロボットなどの研究が取り上げられている。

戦争ロボットの進化は衝撃的だった。アフガニスタンでは数千台規模でロボットが投入されたが、次の大規模紛争には数万台規模で使われることになるだろうという。それらは人間が乗る必要が無く、自己判断で動くか遠隔操縦で動かせる。わざわざ人が乗らなければならないガンダムでさえ古臭く思えてしまうくらいだ。

自分で仮説を立てて実験までを行う「アダム」という名の研究ロボットが、実際にある酵素をコードしている酵母の遺伝子を3つ発見した例を紹介している。こうなると、ほとんど科学者といえる。

BMI(Brain Machine Interface)によって、脳の信号から直接ロボットを動かす試みについても紹介されている。サルの脳のニューロンの活動を感知して直接ロボットアームを制御することに成功した実験結果は、驚きをもって読んだ。また、てんかんの発作を検知して脳の神経を直接鎮める実験も、ラットでは成功したという。心臓のペースメーカーのようなことが脳でも可能になるかもしれない。

深く考えさせられたのは、東日本大震災で日本のロボットがあまり活躍しなかったことの背景について。最大の要因として、実証研究でロボットの能力をあげてゆくという仕組みが日本はあまり整っていないという点が挙げられている。アメリカは軍事利用が進んでいるため、この点でアドバンテージがあるようだ。また別の学者は、技術的なハードルが高いのに使える用途は限られる人間型ロボットに対する日本人の幻想が、本当に必要なロボットへの開発努力をおろそかにさせてきた可能性についても指摘している。
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