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ロボットは涙を流すか (PHPサイエンス・ワールド新書)
 
 

ロボットは涙を流すか (PHPサイエンス・ワールド新書) [新書]

石黒 浩 , 池谷 瑠絵
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 840 通常配送無料 詳細
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ロボットは涙を流すか (PHPサイエンス・ワールド新書) + ロボットとは何か――人の心を映す鏡  (講談社現代新書)
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商品の説明

内容紹介

機能的・哲学的に難解なロボットの諸問題を、SF映画の話題作を通して分かりやすく論じる。
複雑なロボットの骨格を学ぶには『ターミネーター』を、ロボットと我々の間に生じる「哲学的な障壁」の教本は『A.I.』『サロゲート』、C-3POとR2-D2はロボットの社会における役割を教えてくれる。さらに、人間とロボットの境界は『攻殻機動隊』における「電脳」「義体」を通して考える、というわけだ。
現代科学はSF映画に近づき、境界があいまいになっている。例えば、サイズが小さい「トランスフォーマー」ならばすでに作られているし、「電脳」のように脳を直接コンピュータにつなげる技術も発達を遂げている。
今後、果たしてロボットは「こころ」を持てるのだろうか? 2006年、自身がモデルのアンドロイド「ジェミノイドHI-1」を作り、世界から注目を集める、知能ロボティクスの第一人者が考える近未来が見えてくる。

内容(「BOOK」データベースより)

機能的・哲学的に難解なロボットの諸問題を、SF映画の話題作を通して分かりやすく論じる。複雑なロボットの骨格を学ぶには『ターミネーター』を、ロボットと我々の間に生じる「哲学的な障壁」の教本は『A.I.』『サロゲート』、C‐3POとR2‐D2はロボットの社会における役割を教えてくれる。果たしてロボットはどこまで人間に近づけるのか?知能ロボティクスの第一人者が考える近未来が見えてくる。

登録情報

  • 新書: 189ページ
  • 出版社: PHP研究所 (2010/1/21)
  • ISBN-10: 4569775632
  • ISBN-13: 978-4569775630
  • 発売日: 2010/1/21
  • 商品の寸法: 17.4 x 11.2 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
アンドロイド研究の第一人者がSF映画をモチーフに自らの研究の
最前線を語った一冊。軽く、新しい。

学際という言葉を飛び越えて研究領域をすら創造してきた著者が
深めてきた年来の哲学的思索が語られ、想像の逞しい翼が真骨頂の
SF(映画)の文脈と重なるところに、未来社会への期待が
見出される姿はかなり面白い。

研究者としての堅実な歩みの中で、不器用かつ強靭な形で進められて
きた思索というトンネルを抜けると、その先にはSFの軽やかな創造が
先回りしていたというのは何という皮肉であり、何という快挙
だろうか。評者には、この皮肉なすがすがしさ、すがすがしい皮肉は
かなり心地よいものに映った。
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形式:新書|Amazonが確認した購入
 石黒さんは3つの質問を投げかけている。
 1:ロボットは技術を発達させるにつれて、それまで人間の領域と思われていた情報伝達、
  コミュニケーションまで実現する。だとすれば、最後に残る、最も人間らしい仕事、
  人間にしかできない仕事とは何か?

 2:人間の感情は本当にあるのだろうか?あるいは感情の有無で人間とアンドロイドの
   違いを示すことは本当にできるだろうか?

 3:当たり前だと思っている私という存在は、幻想でないと確信できるのか?

 1  :無い(ただ、それはマイナスなのかと問われればそれは違うのではないかと思う)

 2・3:人間の存在の保証は、それぞれ社会の他者が私(の意識)が存在するとみなすことで
     、信じることで、私は存在するのであって、実際に私の意識が存在するかどうかは
     疑問である。だとすれば、今の定義で言う「私」とはやはり幻想にすぎないだろう。

 
 ところで、ロボットを作る時の技術として「ゆらぎ」というものがあるらしい。
 例えばある目的地に到達したい場合、
 「でたらめな動きをし、距離が近づいたら直進し、そうでなければ、またでたらめな動きをする。」
 この単純なルールが一番、未知な環境においては、効率が良いという。
 
 以前読んだ本「ダンゴ虫に心はあるのか 森山徹」で、ダンゴ虫の乗り上がりの出現頻度の時間変化について、
「乗り上がり行動はダンゴ虫の心によって自立的に選択され、発現しました。自立的とはこの選択の根拠がダンゴ虫
 の”心”によって独自につくられることを意味します。そして、選択の根拠の独自性はその根拠がしばしば揺らいで
 しまうことを特徴とします。なぜなら、根拠が独自的とは、それが揺らぎそうな時、支えてくれる外的存在が無いことを
 意味するからです。すなわち”心”はうつろう宿命をもつのです。」

 技術としての”ゆらぎ”を考えるとダンゴ虫の選択の揺らぎは、生存を高めるためにはまことに合理的であるような気もする。
 心とは揺らぎなのだろうか?
 迷うことは揺らぐことに似ているが、それは私たちの生存効率を高めるだろうか?
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By まる・ち トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:新書
 最先端のロボット研究を解説するのに、ロボットが登場する映画を題材に、そのロボットを実現する技術について、研究者の立場で解説してくれるという内容だ。研究者の立場と言っても、限りなく「ロボットSF映画賛歌」に近くて、難しい技術論はないので気軽に読むことができる。
 ヒトがロボットのどこに人間性を感じたり、または違和感を覚えるかなどの考察を通して、ロボットの研究とはメカニズムや精度と言うよりも、ヒトとの関わり方が重要であり、それはすなわちヒトの仕組みや考え方を理解することに他ならないと言う、単純な事実に気がつかされる。
 研究者が映画に登場するロボットのどこに共感したり、感心を持つのかということがわかり、研究対象の見いだし方を知ることもできる。学問への興味の持たせ方のアプローチとして自然で効果的だと思う。
 著者の映画を見る視点も面白かったが、一番面白かったのは著者自身が「怒る」と言う感情を学習するというエピソードだ。研究者にとっては、自分自身がまず第一の研究対象なのだと思えた。
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