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ロボットと帝国〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)
 
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ロボットと帝国〈上〉 (ハヤカワ文庫SF) (文庫)

アイザック アシモフ (著), Isaac Asimov (原著), 小尾 芙佐 (翻訳)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

惑星ソラリアから人間が消え失せた。無数のロボットを残して、ソラリア人はいったいどこへ行ったのか?しかも、その調査のためソラリアに着陸した二隻の宇宙船は何者から破壊されてしまったのだ。そこで、新たに派遣される調査隊には、ソラリア生まれのグレディアが同行するように要請された。彼女は、ロボットのダニールらとともにソラリアをめざしたが…「銀河帝国興亡史」とロボット・シリーズをつなぐ話題の長篇。


Book Description

Long after his humiliating defeat at the hands of Earthman Elijah Baley, Keldon Amadiro embarked on a plan to destroy planet Earth. But even after his death, Baley's vision continued to guide his robot partner, R. Daneel Olivaw, who had the wisdom of a great man behind him and an indestructable will to win....


--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。


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5つ星のうち 5.0 人間とロボット, 2006/3/30
 ジャンダー破壊事件から200年が過ぎた。ベイリのオーロラでの活躍をきっかけに、地球人たちは地球を離れて大宇宙へと進出していき、植民国家連合を形成した。今や植民国家連合の隆盛は宇宙国家連合を凌駕するほどになっていた。
 この状況を苦々しく思い、植民国家連合を銀河系から一掃したいと考える男がいた。彼の名はケルドン・アマディロ。オーロラのロボット工学研究所所長で、200年前に地球人イライジャ・ベイリに自らの野望を叩きつぶされた人物である。彼は植民国家連合打倒とベイリへの復讐のため、植民国家連合の<故郷>であると同時にベイリの生まれ故郷である地球を滅ぼす恐るべき陰謀に着手した!
 イライジャ・ベイリは既に亡く、ハン・ファストルフもこの世を去った。アマディロの陰謀を阻止し、全銀河を救うという大使命は、ファストルフが作った高性能ロボット、ダニール・オリヴォーとジスカルド・レベントロフの2体に託された!!
 「ロボット」シリーズと「トランター・ファウンデーション」シリーズを繋ぐという離れ業をやってのけた力作。特に完全無欠と思われていた「ロボット3原則」の欠陥をわざわざさらけ出すという力技には驚かされる。しかし、この作品は「橋渡し的」作品としてだけでなく、単品としても十分に優れている。ベイリとダニールの「別れ」をはじめ、感動的なシーンが随所に散りばめられているし、「3原則」に縛られながらも、その範囲内で最大限に努力するダニールとジスカルドの姿は、「人間」として理想の姿と言えよう。
 ロボットを描くことで人間の特質・美徳を際立たせるというのはアシモフのロボットものの1つの傾向である。早川文庫版の解説にもあるが、「友情」や「愛」といった人間的特質=人間性は元々人間に備わっているものではなく、自らの手で獲得していくものというアシモフのテーゼがひしひしと伝わってくる。必読の傑作。
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10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 ロボット作品完結編, 2004/11/15
 まず、これ以前のロボット作品。鋼鉄都市、はだかの太陽、夜明けのロボットをあらかじめ読んでおくことをお勧めする。続編とは言うものの、以前の作品共通の刑事・イライジャが解決するスペース・ミステリーではない。夜明けのロボットの200年後の世界という設定のため、主人公はマダム・グレディアとロボット達になっており、ミステリー色は薄くなり、ロボット世界の推移と未来を描写した説明が多くなっている。それもそのはず、本作はファウンデーション作品群とロボット作品群とをつなぐ目的で書かれた作品だからだ。

 あなたはイライジャ・ベイリのその後を知っているだろうか? R・ダニール・オリヴァーがパートナー・イライジャをどれほど特別視しているか知っているだろうか? マダム・グレディアのその後の恋模様を知っているだろうか? それらを知りたいのであれば、買いの作品。ロボット同士の会話が少々長ったらしいが、それを抜きにしても十二分に面白い。必ず泣けます。

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6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 三原則を前向きに否定して拡張再構築した非常に巧みな作品, 2005/5/2
By まる・ち (八王子市) - レビューをすべて見る
(TOP 500 REVIEWER)   
 アシモフといえばロボットである。カレル・チャペックの戯曲「RUR」で登場したロボットを陽電子頭脳と三原則で再定義したのがアシモフであり、彼こそがロボットの生みの親であると言えると思う。(もちろん鉄腕アトムや鉄人28号でロボットに親しんだあと、アシモフを読んでそう思った訳だが) そのアシモフには「銀河帝国興亡史」という別の看板シリーズがあって、この二つを橋渡しするのが本書である。しかし、別に前提知識は何もいらないので安心して読むことができる。
 本書で特筆すべきは、自らの生み出した「ロボット工学の三原則」を前向きに否定して拡張再構築している点だ。これは衝撃であり、作者の深い洞察力に改めて敬服した。ロボットSFものを読むのであれば、本書は必読であろう。
 主人公であるロボットたちは、設定はやや無理を感じるものの、人間の行動をいかに理解するかという描写は非常に工夫されているし、彼らが三原則を理解してそれに基づく使命を全うして、いかに人類を正しい方向に導いていくかという部分はその展開に目が離せない。非常に巧みな作品だ。
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投稿日: 2005/10/24 投稿者: いっちーご

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