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ロボットとは何か――人の心を映す鏡 (講談社現代新書) 新書 – 2009/11/19


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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

英国コンサルティング会社SYNECTICSの「生きている天才100人」調査で日本人最高位の26位に選出(2007年)。石黒研究室が参加する「Team OSAKA」は、「ロボカップ世界大会」サッカー競技ヒューマノイドクラスで4連覇を達成(2004~2007年)。自身のアンドロイド「ジェミノイド」とともに、欧州最大のメディアアートの祭典「アルスエレクトニカ2009」でフィーチャードアーティストとして展示を行う(2009年)。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

石黒/浩
1963年、滋賀県生まれ。山梨大学工学部卒業、同大学院修士課程修了。大阪大学大学院基礎工学研究科博士課程修了。工学博士。現在、大阪大学大学院基礎工学研究科システム創成専攻教授。文部科学省グローバルCOEプログラム「認知脳理解に基づく未来工学創成」拠点リーダー。ATR知能ロボティクス研究所客員室長。JST・ERATO浅田共創知能プロジェクト・グループリーダー。知能ロボットと知覚情報基盤の研究開発を行い、次世代の情報・ロボット基盤の実現をめざす。人間酷似型ロボット研究の第一人者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 240ページ
  • 出版社: 講談社 (2009/11/19)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4062880237
  • ISBN-13: 978-4062880237
  • 発売日: 2009/11/19
  • 商品パッケージの寸法: 17.2 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー

11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 ソコツ トップ500レビュアーVINE メンバー 投稿日 2009/11/22
形式: 新書
人間とは何か?この哲学的な命題を説くためにこそロボットを開発してきた著者による、人間存在論としてのロボット論である。人間がさらなる便利を手に入れるために、より人間に近い人型ロボットを創造していく。ロボットが身近で何をしていても「不気味」にならぬよう、「彼(彼女)ら」のしぐさや動作や会話やコミュニケーションの仕方を、より「リアル」になるよう技術的に工夫していく。その技術進化の過程で、人間とはどのような存在なのかが、特にその「心」とは何なのかが、逆説的に理解できるようになってくる。本書は、著者がそのようにして獲得した人間理解のポイントをわかりやすく論じた、新書の傑作である。
各章ことごとく興味深い知見に満ちているが、私的に特におもしろかったのが、著者が自分のアンドロイドを造りそれを実験に用いた経験が語られるところ。対面してすぐにはあまり感じるところはなかったが、それが他の人物によって触られたり荒々しく扱われたりするのを見ていると、興奮したり痛みを感じたりしたという。「人は自分に対する行為を観察することで、自分を認識する」ことをまさに痛感したのだと。また、アンドロイドの動きは自分らしくないなと思っていたが、教え子らによれば「先生そっくり」ということで、「人は他人ほど自分のことを知らない」という真実を改めて確認する。本書には、こうした心理学や社会学でも言われてきた見識が、人型ロボ
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 如是我聞 投稿日 2009/12/20
形式: 新書
 本書はロボットをよすがにして「心とは何か」を探求した、優れた一研究者の来歴レポートとなっている。文章も、手にとるようにわかりやすい。

 冒頭、「人に心はなく、人は互いに心を持っていると信じているだけである」と書いているが、これは挑発の言葉であり、キャッチコピーであると思う。最後のほうにこんなくだりがある。

・・・・「心を持っていると信じるためには何が必要なのだろうか? いくら人間の脳を解剖しても、人間を認知科学的に研究しても、「心とは何か」という問いの答えはこれ以上分からない可能性も高い。そもそも「信じる」とはどうすることなのだろうか? ・・・・私の場合は、この疑問をそのまま研究のエネルギーにしているのだと思う。」・・・・

 「心とは何か」についてのアプローチは、古代からの哲学、近代に至っての脳科学があるが、著者の云う「鏡」も、強力かつ有効なアプローチの一つであると認識できる。
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5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 yusei 投稿日 2009/11/26
形式: 新書
「人間はすべての能力を機械に置き換えた後に、何が残るかを見ようとしている。」
 書店でこの本を手に取り、偶然ひろげたP.25の一行です。この一行にやられてレジに並びました。
 「ロボットを作ることは人間とは何かを知ること」という哲学なしに、便利だからと機械をじゃんじゃん使う方向にこのまま世の中が進んでいけば、いずれ人間はどうなってしまうかと筆者が考えを明かすラストまでに、
● そもそも心とは何なのか。
● 見かけが相手に及ぼす影響。
● 相手がこう思っていると思うのは、実はこちらの勝手な思い込み?!
● わたしたちがもはやパソコンの電源を落とせない理由。
● 人と人とがつながりたいと思う情動の正体。

など、人と人とのコミュニケーションのヒントや誤解(!)が示されています。
 最先端のロボット技術についての専門書かと思いきや、入口の敷居は低いけれど思わぬ深いところまでわたしたちを導いてくれる、これは哲学書である!と感じました。
 筆者の研究者としての戸惑いやタブーへのスタンス、理系の先生なのになんて読みやすく情感たっぷりな文章を書かれるのだろう!(独特のユーモアセンスも楽しい)というのもこの本の魅力です。
 読んだら最後、you can’t stop! なので、飲み物を用意してゆっくり読み始めることをおすすめします。電車だときっと乗り越してしまうから要注意!
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2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 投稿者 Amazon Customer 投稿日 2010/5/5
形式: 新書 Amazonで購入
「人間の内面には「こころ」というものが実体として存在していて、それが身体の動作や表情の変化となって外面に表れる」
こうした当たり前の精神/肉体観を、筆者はひっくり返してしまう。

「人間そっくりにつくった人形がどのようなふるまい・反応をすると、人はそこに「こころ」の存在を確信してしまうのか」
これが、筆者がロボット研究の基本に据えている態度である。

ここには、「人間(と一部のほ乳類)にだけ心がある」という誰もが疑わない「事実」への批判がこめられている。
「こころ」というものは、物理的・実体的に存在を確認することができない(たとえば「脳」に「こころ」という機能が局在しているとは言えても、「脳がこころである」という言い方はできない)。それゆえ、我々はある種のふるまいや反応の総体を「こころ」と総称しているに過ぎない。
これは、哲学的には一種の懐疑論なのかもしれない。

しかし、たとえばここに「誰がどう見ても「こころ」が宿っているとしか思えないふるまいをする、人間そっくりの姿をした人形」があったとしよう(それがどのような「ふるまい」かはひとまずおき)。
そして人形の制作者が、「これは人形なので壊しても問題ありません」と、作動中である人形をガンガン破壊しはじめたとしよう(人形は「や
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