本シリーズの素晴らしさのひとつは、
カードマジックを芸術と捉え、
バックボーンとしての理論も重視していることだ。
2巻の巻末や、3巻の冒頭にも頁をさいているが、
本書4巻でも、カードマジックをより良いものにするための
セオリーに1章をもうけている。
内容も4巻目ともなると、専門性もより高まり、
他の奇術書ではあまり本格的に解説されてないような技法も
扱っているのもうれしい(エスティメーション、ラッピングなど)。
フォースやパスも、より高度なものが紹介され、挑み甲斐があるだろう。
1〜3巻を参照する記述も多い。シリーズの内容がいよいよ連鎖してくる。
なお、3巻の冒頭で“4巻で終わり”のような記述があるので、
本書でシリーズ完結、のように思えるが、
実際には4巻刊行後、タイムラグがあってから5巻が出版されている。
ついでに言えば、その後、セルフワーキングばかりを集めた
“Card College Light”というのも出ている。
続けて、ぜひぜひ、翻訳してほしい。